2020年 アカデミー賞についてあれこれ感想

2020年 アカデミー賞についてあれこれ感想

アカデミー賞が発表されました。
個人的に2019年はかなり映画を観る機会が多かったのと
それと、個人的に刺さる映画が多かったのもあり、今年のアカデミー賞は
結構注目でした。

さて、個人的な思い入れが強かったのは以下3本

  1. ジョーカー
  2. パラサイト 半地下の家族
  3. フォードVSフェラーリ

の三本。


■パラサイトが作品賞・その他最多4部門で受賞

  • 作品賞
  • 国際映画賞
  • 脚本賞
  • 監督賞

と最多4部門で受賞をしました。日本の公開が2020年に入ってからだったんですがその短期間でもかなり話題に上がっていたので、かなり有力候補だったんですが見事にそれに答えたカタチとなりました。

個人的に「ジョーカー」に強い思い入れがあった分、ちょっと残念な気持ち。。

パラサイトについては過去レビューをどうぞ。


■フォードVSフェラーリ

  • 編集賞
  • 音響編集賞

実際のマシンを走らせ迫力ある映像と音で、「レース」という世界観をシンプルにかつド迫力のコンテンツで魅せた本作も納得の受賞内容。

まぁ、作品賞とかそういうのは無いとは思っていたけど個人的に「シンプルに面白かった映画」という意味では今年ナンバーワンである。

パラサイトやジョーカーは「面白い」というより『刺さる』映画だったがフォードVSフェラーリは、一人で観ても、パートナーと観ても、家族と観ても誰でもストレートに面白いと感じられる作りというのが、それってシンプルに凄くね?!と思う。

フォードVSフェラーリフェラーリについてはこちらをどうぞ


■作品賞を逃したジョーカー…!!!!

ショック!超ショック!!!

最終的に

  • 主演男優賞
  • 作曲賞

の2部門だった。作品賞は?!?!?!?!
個人的には、今年というよりここ数年で観てもこんなに突き刺さる映画って無かったし
確実に総なめにすると思っていたんで、この結果は非常に残念と思っている。

作曲賞に関しては、劇中の重く・暗い独特の音楽は非常に心に残る。
今作の心理的な部分を上手く表していると思う。個人的にお気に入りは色々真実を知った時に、マンションの自室に戻るまでの後ろ姿のシーン。重すぎる。


主演男優賞については納得の受賞。

「ジョーカー」については、やはり「ヒース・レジャー」の影響が非常に大きい。
最高の演技とともに悲運の死を迎えた氏が演じる「ジョーカー」は
ある種、殿堂入りのような状態であろう。

これのあとに「ジョーカー」を演じる事がいかにハードルが上がっているか。
ジャレット・レ…げふんげふん。

今回、ホアキンが演じた「ジョーカー」も、「ヒース・レジャー」な世界観を期待して
見に行った人も多くいただろう。実際に、「ヒース・レジャー」と比べ微妙だったと思った人も多くいただろう。

だが、個人的にはこの2つのジョーカーは比べるものでは無く、並ぶものだと思っている。

ダークナイトに関しては、あくまで「バットマン」という全身タイツのヒーローが存在する作品だ。
一方、映画「JOKER」はそういった非現実的な存在は出てこない。時代設定は違えど
世の中の不条理さやおかしさ、怖さといった部分がより近く感じれる。

非現実的な話なのか、現実に見覚えのある世界なのか。
もうその時点でジャンルは完全に違う。

今回ホアキン・フェニックスが「ジョーカー」を演じた事でその伝説っぷりが加速した事だろう。

・ヒース・レジャーのジョーカー
・ホアキン・フェニックスのジョーカー

この2つに続くジョーカーなんて怖すぎる。

ジョーカーについては下記レビューもどうぞ。

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そんな訳で、ジョーカー推しまくりだった自分としては
ちょっと残念な結果に。

しかし、作品賞を受賞した
パラサイトもジョーカーと同じく「格差社会」を描く傑作で
今年は、そんな2つ傑作が並んだ悲運の年なのだろう。