GMKtec NucBox4 レビュー ゲームもこなすハイコスパミニPC (Ryzen7 3750H + Vega10)

GMKtec NucBox4 レビュー ゲームもこなすハイコスパミニPC  (Ryzen7 3750H + Vega10)

NucBox4

今回はGMKtecより NucBox4 というミニPCを提供頂いたのでレビューしていこうと思います。
NucBox4はCPUにRyzen7 3750Hを搭載しています。内蔵グラフィックにAMD Vega10を採用しておりAMDの内蔵グラフィックは比較的ゲームもこなす優秀なCPUです。また、価格も魅力的で十分なスペックながら価格は手頃です。

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NucBox4 アウトライン

NucBox4

NucBox4をしばらく使ってみて感じた良い点・悪い点のアウトラインです。

良い点悪い点
  • バランスの良いスペック
  • ある程度の作業はこなすCPUパワー
  • ゲーム相性良し
  • 価格
  • ファンなどの動作音
  • Wifi6非対応

全体的に良い点が目立つ良質なミニPCと言えます。細かくはそれぞれの項目でご紹介しますが、スペックと価格のバランスがとても優れたミニPCだと感じます。
また、AMD Vega10のゲーミング性能が内蔵グラフィックとしては光ります。悪い点に関しては、動作音やWifi6非対応といったわりと細かい部分ですね。

トータルで見てもバランスがよいミニPCといえるのでは無いでしょうか。

NucBox4 スペックチェック

NucBox4

NucBox4のスペックを見ていきましょう。最大の特徴はAMD Ryzen 7 3750Hを搭載している点です。世代的には第2世代Ryzenに含まれる3750Hですがまだまだ現役で使用できるスペックを持っています。メモリはDDR 2400Mhz 16GB、ストレージは512GBです。映像出力にHDMI2.0を2ポート、Type-Cは4K 60Hzに対応し、最大でトリプルディスプレイ環境を構築出来ます。価格に対して良いスペックが採用されていますが、USBが3.1止まりだったり、Wifi6に非対応だったり細かい部分でコストダウンは図られていますね。

OSWindows 11 Pro
CPUAMD Ryzen7 3750H  (4コア/8スレッド/最大4.0GHz)
メモリ16GB DDR4 2400MHz 
(2スロット 最大64GBまで拡張可能)
ストレージ512GB SSD
(最大1TBまで拡張可能)
通信Bluetooth 4.2
Wifi5
映像出力HDMI 2.0 最大4K ✕2
Type-C (4K 60Hz)
ポートUSB3.1 ✕4
Type-C ✕1
SDカードスロット
価格
  • 512GB /66,999

NucBox4 筐体チェック

NucBox4

NucBox4の筐体を見ていきましょう。特徴的な八角形をしています。サイズ的には小さい弁当箱ぐらいです。NucBox4はファン搭載機としてはかなりコンパクトに設計されています。本体は全体的にプラスティックが使われています。

124.5mm 
112mm
厚み41mm

NucBox4フロントポート

フロントポートは電源ボタン、イヤホンジャック、Type-CとUSB3.1が2ポートです。Type-Cは4K 60hzのディスプレイ出力にも対応しています。
またファンレス機ぐらい厚みが無いのも特徴ですね。

NucBox4バックポート

バックポートは電源、HDMI2.0が2ポート、USB3.1が2ポート、LANという構成ですね。

NucBox4 SDカード

サイドにはSDカードリーダーもついています。

NucBox4 ファン

ボトム面はファン用の通気孔があります。VESEマウンタには非対応のようですね。

横置きでも良いですが、排気効率を考えたら縦置きのほうが相性が良いかもしれませんね。縦置きだとスリムさが良い感じです。

電源ケーブルが海外仕様

NucBox4 3ピンケーブル

過去別製品でもそうでしたが、ケーブルが海外仕様の3ピンになっています。対応するタップか、変換ソケットが必要になるのは注意が必要です。

2.5インチHDDが増設可能

NucBox4

このコンパクトサイズながら、なんと2.5インチHDDの追加に対応しています。本体裏面のネジを四箇所外し、四隅の外す事でメインボードにアクセスが出来ます。
四隅がまぁまぁ硬いのと、本体の方と何かしら配線がつながっているので注意しながら開封しましょう。詳細な開封方法はGMKtecの方で動画が公開されています。

開封するとこんな感じ。SSDとメモリがあります。メモリは1スロット空いているので増設が可能ですね。これも嬉しいポイントです。

本体カバー上面に2.5インチHDDを固定するネジ穴と、配線がテープ付されています。このサイズながら本体内部にHDDを格納出来るのは驚きです。

NucBox4 各種ベンチマークテスト

CINEBENCHI

CPU性能を図るCINEBENCHIのスコアは3515という結果になりました。CPUスコアだけを見るとミドルよりの性能のようですね。処理自体はサクサクしていたのでもう少し伸びるかと思ったので意外ですね。

ミニPCというカテゴリにおいては必要十分なスペックかな?と感じます。軽作業はもちろんの事、そこそこ重めの作業、例えば画像処理などはこなしてくれると思います。

3Dマーク

今回はこちらがメインかもしれませんね。グラフィック性能をはかる3Dマークです。価格に対してのグラフィック性能が高めで、トータルでのバランスが良い事が売りだと思います。実際のベンチマーク結果としては約650という事で、グラボでいうとGTX1050がおおよそ1500~1700ぐらいのスコアで、一応内蔵グラフィックなんで過度な期待はNG。HD画質帯であれば動かせるタイトルもあるかな?というレベルですね。

実際のゲーミング性能は別項目で検証していきたいと思います。

ディスク性能

ディスク速度を図るCrystal Disk Markを回してみました。内蔵ストレージの詳細がスペックに載っていませんでしたが、かなり早いですね。
ストレージ速度は実際の使用感に直結するので、ここをケチっていないのはかなりポイントが高いです。

ソフトやPCの立ち上がりは早く、BIOSメニューに入る際は構えていないと間に合わないぐらい起動が早いです。

Smart Fan コントロールについて

NucBox4

NucBox4はオートファンコントロールがついています。負荷に応じてファンの回転数が自動で上下します。低負荷時と高負荷時の差が結構大きく、ベンチマークを回している間は結構なレベルでファンが回りますね。

一点、気になったのは運用初期は、低負荷時でもわりと盛大にファンが回っていました。ブラウジング程度でもそこそこうるさかったんですが、その後試しにグラフィックドライバーを更新した所、なぜかその現象が収まりました。電源プランにRadeon Vega10の設定をベース?にしたようなプランが設定されていたので、そのせいだったのかもしれませんね。

とりあえず、NucBox4の初期セットアップ時にはグラフィックドライバーを更新するのをオススメします。

それでもそこそこ音はするかも

一応、ずっと高回転の状態は収まりましたが、それでもそこそこファンの音はします。完全無音の状態にはならず、低負荷時でも「サーーー」っというぐらいのファン音はしますね。また、ブラウジングなどをしていると、定期的に一瞬回転数が上がりすぐ下がるという状態も起きます。

もちろんオートファンコントロールが動作している証拠なんですが、セミファンレスのような無音動作というわけではないです。

ゲーミング性能チェック

ゲーミング性能をタイトル別に見ていきたいと思います。先に言っておくと、Ryzen7 3750Hのグラフィック性能のベースラインはHD画質です。FHD解像度も試しては見ましたが、それぞれのタイトルでキツかったので今回は割愛しています。

ウィッチャー3 WILD HUNT

ウィッチャー3

お次はウィッチャー3。タイトルとしては結構古いんですが、当時からグラフィックはかなり美麗で、今現在においてもそこそこ重めのゲームです。もちろんFHDは厳しかったわけですが、驚いたのはHD画質で設定を最低まで下げればそこそこ動いた事。

ウィッチャー3

FPSはおおよそ24FPSあたりで正直快適というレベルではありませんが、内蔵グラフィックでウィッチャー3が動いたという事自体が驚きです。

ウィッチャー3

ただ、アクションをした際のフレームレートのドロップは起きます。ギリギリですが、プレイ出来る範疇かな…??という印象。もちろん、めちゃくちゃ我慢した上でのプレイになりますが…。

内蔵グラフィックでウィッチャー3が動くという事自体がびっくりだと思いました。

Apex

 

今回の検証で一番動作感がよかったのは意外な事にApexでした。おおよそ30FPSから40FPS前後を出し、内蔵グラフィックとしてはなかなかの動作感だとかんじました。オブジェクトが少ない場面では60FPSに行く事もあり、意外な結果になりました。

もちろん射撃訓練上での検証なので、実際のPvPとなった場合はレートはもう少し下がるでしょうが、もっとも動作感が軽かったのは意外でした。

720pまでのゲームならプレイ可能

Nucbox4のゲーミング性能のまとめとしては、ほとんどのタイトルで720pが最大で、画質は最低レベルまで落とす事が前提ではありますが、内蔵グラフィックでウィッチャー3を動かせるとは進化したものです。流石に快適とまでは行きませんが、お金はかけず軽くゲームをプレイしたいというレベルであれば良い選択肢では無いでしょうか?

広い用途に対応するパフォーマンス

NucBox4の使用用途はかなり広いと感じました。ゲームから普段使い、画像処理やプログラミング、サーバー機としてなど”ミニPC”という括りながら対応できる範囲の広さが強みです。個人用途でももちろんニーズはありますが、ビジネス用途として調達する端末としても良いと思います。公式であげられている使用用途はそれぞれ難なくこなすスペックを持っています。

BIOSの設定は必要ですが、スケジュールでの電源管理や、WakeLANなどの柔軟なファンクション機能は昨今のテレワークニーズにマッチしています。リモート先のホスト機としても良さげです。

NucBox4は価格のバランスがとても良いと感じた。

NucBox4

今回NucBox4をレビューしていて感じたのは”コストパフォーマンスの良さ”ですね。スペックと価格のバランスがとても優れていると感じます。
Ryzen7 3750Hの処理性能はおおよその需要は楽にこなすスペックを持っています。それとストレージの性能が良く、体感的な速度が早い事も評価するポイントだと思います。

もちろん、このRyzen7 3750H以上のスペックを持つミニPCも存在しますが、どうしても価格が上がってしまいます。本来ミニPCに求めるのは手軽さとスペックと価格のバランスこそが重視されるのではないでしょうか?

スペックに妥協はせず、価格は抑えられているのでミニPC本来の需要にとてもマッチする良品だと感じました。

購入先情報

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GMKtec NucBox4 (公式サイト)

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