【書籍紹介】 裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」

【書籍紹介】 裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」

中田敦彦氏の動画は結構ジャンルが広いんで、興味があるなしは結構あるんだけど
歴史、偉人、現代社会系の動画は非常に面白い。まぁ結構ニュースで情報の正確性云々について
色々言われてたりするけど、フワッとしか分かってない、もしくはまったく知らない事を興味を持ち始めるにはとても良い動画だと思う。というわけで中田敦彦氏が紹介した本を結構買ってたりするんだけど。今回はこの本を買って読んでみた

■「裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」浅川博忠(講談社)」

ページ数はそんなに無くて凄く読みやすかった。
ただ、結構聞き慣れない名前が多く出てくるんで、一度中田敦彦氏の動画で”顔とキャラ”を覚えてから読むとより分かりやすい。

池井戸潤氏の世界観みたい。本当にあった政治ドラマ。

政治家うんぬんの話とか非常に堅苦しくてつまらないと思うかもしれないが
そんな事は無い。一人一人のキャラクターが濃~~~厚で
それらが”政治”という世界で策略を張り巡らしながらドラマチックに展開される。
『こんな事がドラマで無く本当にあったんだ!』という事が非常におもしろい。

ワンピースの過去篇みたい

興味が無い人にわかりやすく言うと
ワンピースの過去篇とかみんな好きでしょ?実はこういう事があって…的な。まさにそんな感じ。
「ふわっと名前だけ聞いた事ある人が、実は今活躍しているこの人とゆかりがあり…」
みたいなのがめちゃくちゃ散りばめられている。

総理大臣の椅子は誰のものになるのか?!ゲーム・オブ・スローンズ的楽しみ

もう一つ、この本に出てくるすべての人たちがもっとも重視している事。
それが”総理大臣”というポスト。この椅子に座るべく、それぞれが様々な策略を巡らせる様は
ゲーム・オブ・スローンズのようでもある。

自民党という一つの枠組みでありながら、その中身は様々な派閥が存在し
それらが熾烈な争いを繰り広げる様はまさに七王国。


■個人的に面白かったエピソード(人物)

以下は本の中で面白かったエピソードのアウトライン。
※読んでざっくりなんで間違っててもすいやせん…

田中角栄氏

政治と金。金と人心掌握術のカリスマ。中卒土建屋からの成り上がりで総理大臣にまで成り上がるも
わずかな期間で失脚。その後も闇将軍/キングメーカーとして 政界フィクサーでありつづけた。

小沢一郎氏

破壊屋。田中角栄に可愛がられ、親父としたいながらも、竹下派創政会として反旗翻す。
そして、その竹下派創政会にも反旗を翻し自民党を離党。自民党以外のイデオロギーの違う政党の
大連立を成功させ、自民党政権をひっくり返したまさに破壊屋。「小選挙区制度」を導入し
選挙のありかたそのものを変えた。

小泉純一郎氏

奇人変人。弱小派閥でありながら「カリスマ性」という天性のもので
時代の風を読み、時代が味方した事で、いろんな意味で新しい時代を作った人。
当時中学だった自分も、当時のマスコミの「革命家」的な熱狂ぶりは懐かしい。


■政治なんか興味ないって人程、楽しんで読めるから手にとって欲しい

本自体が物語調で上手くまとめられているのもあり、本当に読みやすいし
ドラマチックなので、政治なんか興味無いって人でも、小説のように読めるはず。

読み終わったあとは、今の政治が一体なんなのか?そしてどうなっていくのか
そういった視点がもてるようになると思う。

最後に中田氏の動画も添えて置くので、ぜひ。