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ガジェットレビュー

iQooスマホを買うにあたって知っててほしい事。思った以上に難しいから気をつけて!

iQoo3を手放しました。メイン機として使っており、特に不満は感じてなかったんですが
やはり特殊な中華版。色々と特殊な仕様で"普通では無い"ので、なんかメイン機でそんな特殊な端末を使っているのもなんだかなぁという感じで。正直メインで使うのってマゾでしょ。

動画等でもVolte化の手順だったり、細かいカスタマイズだったりを紹介してきました。多くの人からコメントもいただき、そういった意味では色々と良い経験になった端末かなぁっと。

動画はこちらから。

わりととっつきにくいプロダクトだから、結構質問とかも貰いました。なるべく力になれるようコメント等を返していましたが
自分も先に情報を公開してくれていた方の情報をもとに、あれこれやっていたんで偉そうな事は言えないけれど。

やっぱiQooの端末って"優しい"仕様ではなくて、ある程度知識がベースにないと凄く後悔する端末だと思います。大体のレビューや動画では

iQoo = ハイスペで全バンド対応なのに超安い!

っていう事にフィーチャーされて紹介されていると思います。なんでそういった情報がより多くの人に見られ
その事でどんどんSEO的にも上に上がっていき、多くの人にはプラスの面だけが伝わってしまっているような気がするのです。

スペック
確かにこのスペックで5~6万台は安い。

なので、今回はそんなiQoo端末に興味を持ってる人に知ってて欲しい注意点、ていうか覚悟?をお伝えしたいなと。数万円をどぶに捨てないためにも予め知っておいた方が良い事(ネガティブな部分)をまとめました。

■Volte化の壁

volte化の壁

まず、一番の壁はなんと言ってもVolte化。3キャリアのプラチナバンドに対応しているという事がまず紹介される訳ですが
それはハード的な話で、ソフトウェア側で制限がかかっていて、SIMを差すだけで使えるわけではありません。

また、この初期状態の挙動は、各キャリアやMVNOの種類でも結構変わり

・差すだけで4G通信だけは出来るもの。
・差すだけで3G通信は出来る
・通信すら出来ない
・通信出来るけどメッセが受信しない

等、結構パターンがあるんです。この辺が複雑で、差があるわけで新規の方には????となる大きな要因かと。
Volte化って通話のみかと思いきや、これまでのコメントでは通信も出来なかったというパターンもありました(検証はしてない)

まずそもそもVolte化の"内容"を知っておきたい。

んで、その「Volte化」をするに当たって、結局何をするのか?なんでそれをしないといけないのか?っていうのを
予め知っておいたほうが良いと思うわけです。正直「何かよくわからないけど"Volte化"をしないといけないんでしょ?」っていう
結構フワッとした感じで買っちゃう人が多いなと感じたのも事実です。

"Volte化"はなぜしないといけないのか?何をするのか?っていうのを概要でも良いんで知っておくと良いと思います。
で、自分も詳しく正確に書ける訳でないので間違っていたらごめんなさい…

"Volte化"の作業アウトラインはVolte通信するための値が"無効"に設定されているから"PC"を使って、専用のソフトウェアから"有効"に設定する

だけです。ただこれだけなんですが"Volte化"というキーワードだけが先行してしまっていて、そのアウトラインを分かっていない人が結構いるなと感じました。

PCが無いと駄目。あとMacも無理かも。

次にこのVolte化の作業にはPCが必要だという事。
※ちなみにこれはスナドラを積んだ端末の話で、MediaTekのDimensityを採用した端末はそもそもやる事が違うから調べてみてください。(私は持ってないから分からん)

PCを使うとは知らず…って言う方もいました。んで、もう一つ注意点なんですがMac版はたぶんそのツールが無い。あるかもしれないけど情報がなさすぎてわからない。っていう事。なんで、マックを使っている人も注意が必要です。

■サービスが最適化されていない。マジで。

中華アプリ

端末のスペックは一級品です。SoC、メモリ、ストレージなどなど。自分の買ったiQoo3やもっとコスパの高いZ1等
マジで価格/スペックのコストパフォーマンスは最強。

なんですが、そんな最強のスペックも"ちゃんと使えないと"意味が無いわけです。iQoo端末を日本から買おうとするとたぶん中華版を買う事になります。中華版はとにかく特殊です。

中国国内でバッチリ使えるように最適化されています。

どういう事か?例えば、iQoo端末でQRコードを読み取る際、デフォルトで立ち上がるアプリはWeChatというアプリです。
中国国内の生活では、必須とも言えるようなアプリです。だからWeChatが立ち上がる訳ですが、日本人からしたらWeChatなんて使った事無い人がほとんどだと思います。

さらに、端末側での検索機能。日本であればGoogleやYahooでしょう。ですが中国国内でスタンダードなのはBaiduです。端末で検索した結果のリンク先はBaiduのリンクです。

こんな具合に、端末自体が中国国内のサービスを使う事前提な仕様なため、本当に使いづらい。変えられる所は変えるんですが、OSの基礎となる部分がそうなってる事がほとんど、変更できない所も沢山あります。

端末スペックがいくら高くても快適なユーザー体験が得られなければそれはコスパが高いっていえるのか?個人的にはちょっと懐疑的です。

見慣れない中華アプリたち
見慣れない中華アプリたち。

不要なアプリやサービスを黙らせていくスタイル。

基本的にこういった中華系アプリをバンバン無効化やアンインストール、もしくは放置をしていきます。なんかこの作業をしていると

「iQooのスマホである必要ある??」

って感じになってきます。もちろんハード面の素晴らしさはあるけど、実際に使い心地を左右するのってUIやサービスだと思うわけです。無効も完全には出来なかったりが多いので、なんだかちぐはぐな不完全なプロダクトを使っている感じになってしまいます。

■検索スキルがいる。

とにかく、情報が少ない端末です。自分もツイッターや5Ch等の情報を頼りながらあーでもないこーでもないしました。
そんな訳で、自分でネット上の情報を整理し、精査する事がある程度出来ないと難しいかもです。そんな事までスマホひとつで何やねん!と思うかもしれませんが、結構コレ重要です。

なぜならネット上の情報は別に公式の情報ではなく、同じくあーでもないこーでもないをした人が出した情報だからです。
不正確な情報や特定の環境下でしか効かない状態等、とにかく「完全で正確な答え」っていうものが分かりづらいです。

■ADBでアプリのアンインストールや無効化は自信が無いなら絶対しない方がよい

端末について調べて行くと、どなたかが作ったWikiやTwitter上で

ADBコマンドを使って、初期アプリを無効化やアンインストールするやり方が公開されています。最初にやった方が良い~みたいな感じの情報だと思うんですが、これ、良く読めば公開している人も

「自己責任で」

という事を書いています。Wikiに書いてるから大丈夫だろうと思いこまない方が良いです。

大量のサービスやアプリを無効化していて、一応、その情報を公開した人の環境においては問題無かったのでしょう。でも、大量のサービスを無効化する時点で、関連するアプリや機能が正常に動作しないってことが多いです。

コア機能の無効化は、おそらく手慣れた方でも問題を起こしやすいと思います。ましてや不慣れな人がこれを行うとプチ文鎮とかにもなりかねません。

■通知周りの管理がめっちゃめんどい。分かりづらい。

これも掲示板等でめっちゃ多いissueなんですが、基本的にiQoo UIはアプリの管理がギチギチです。最近のスマホ(例えばHuaweiとか)も基本的な仕様として

  1. 基本的にアプリは駐屯しないから例外登録
  2. 通知も権限が必要
  3. バッテリー例外も必須

っていう感じで、"許可"が必要になる事が多いですが、iQooUIはこれが本当に強力です。

「てめぇら!!admin様が許可したアプリしか通知は知らせねぇ!!それ以外の通知は掃き溜めにすててやるぜ!!!」

ってな具合に非常にストイックな仕様です。本当に権限や設定をしっかりしないと通知が機能しません。

んで、これらの問題に対して、掲示板等で「adbで~~をアンインストールしたら来た」みたいな情報が転がってたりします。これがまた輪をかけてややこしくする。
自分は通知関連において、来なかったという問題は起きた事はありませんでした。権限やバッテリー、通知周りを適切に設定していれば、adbで云々という対応は必要無いんじゃないかと自分は思います。こういったadbでの無効化等をやる事で、余計に謎動作が広がったりします。

だからもし通知周りに問題があるならiManager(iQooの管理アプリ)で

  1. バッテリー例外
  2. アプリへ権限を全許可
  3. タスクビューでのアプリロック
  4. 通知への適切な権限

この4つ見直してみましょう。

まとめ

という訳で、もう手放してしまいましたが、iQoo端末についての結構ネガティブな部分のクローズアップでした。何かエラソーに書いてしまいましたが正直、買うのが適していない人が手に取るor取ろうとしている現状があるため、その注意のためにかきました。

いや、でもマジでスナドラ865とRAM12G UFS3.1とか、マジで基本スペックは高かったな…。Mate20Proに戻したけどさすがに機能的な世代ギャップを感じました。
慣れってこわいなー。

近々 iQoo5シリーズも発売されるようです。せめてグローバル版が日本国内で手に入ればなー

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ZAKI LABO(ザキラボ)

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Xiaomi / Huawei / Amazfit などのガジェットブランドに強くレビュー実績多数あります。スマートウォッチは年間20本近くレビューしており、機能性・デザイン・価格などをトータル目線で評価するスペシャリストです。

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