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消費者庁:景品表示法の新運用基準について

ガジェットレビュー

Xiaomi 12T Pro は結局買いなのかどうかを解説してみる

日本でも正式に発売された Xiaomi 12T Pro ですが、前評判と高い期待値を持っていたんですが、一方で本体価格、11万、キャリア版では14万という価格のインパクトが強く
おもったよりも世間一般的な反応としては薄い結果となってしまいました。

私はグローバル版を先行してレビューしていましたが、今回の日本版について実際の所「買い」なのかどうかを解説していきたいと思います。

価格についてのアウトライン

まずは価格についてアウトラインです。販売価格11万、ソフトバンク版は14万というなかなかインパクトのある価格です。キャリア版の14万という価格についてですが、一般的なニュースサイトなどではこちらの数字が先行したのもあって一般的な認識として
「高額」というイメージが余計に生まれてしまったのかもしれません。こちらはキャリアの「新トクするサポート」等の利用を前提とした価格設定で、価格サポートを適用すると実質の運用としては大幅に値引きされると思われます。
正直、キャリアでの購入は私自身がそこまで利用価値が低いとおもってはいるんですが、キャリア版にはストレージ容量256GBが用意されています。

一方、多くの人が期待をしていたSIMフリー版についてはストレージが125GB版のみとなり、それでいて価格が11万という設定になっています。今回はこのストレージ容量が大きなポイントでしょう。

Felicaが搭載されている

日本版はしっかりとFelicaが搭載されています。価格について発表前から懸念されていたので、Felicaは削られる可能性も考えられたわけですがしっかりと対応していますね。
やはり日本でのFelica需要といったものは大きく無視出来ないポイントなのでしょう。
ただ、Felica対応について盲目的に必要と思っている人も多いのでは?と感じたりもします。実際にFelicaを使わない人であってもFelicaの有無を判断基準にしている人って潜在的にいないですか?これは私の偏見でしょうか。
私のようにど田舎の場合、Felicaでの決済ってマジで必要無いと思っています。私の地元では主要交通系になんとNFC決済の方が採用される事が決定しました。
もしかすると、今後地方の田舎などはNFC決済の方が主流になるなんて事もあるのかな?と思います。

話が脱線しましたが、12T Proは日本では希少なおサイフ対応のSIMフリー機ではあります。

スペックはお墨付き

原神

スペック自体は現時点で日本で買えるSIMフリー端末としてはぶっちぎりといえるでしょう。採用されている8+ Gen 1は電池持ちと高いスペックを兼ね備えた非常に優秀なSoCです。
Antutu性能としては軽く100万点を超え、まさにフラッグシップレベルと言えます。原神といったハードなゲームにおいても余裕で60FPSに張り付くためゲーマー用途としてもとても優れています。ゲーマー向けとして先行して発売されたPOCO F4 GTとの差はかなり大きくゲーミング用途であれば絶対に12T Proをおすすめします。

また、何と言ってもメインのカメラ性能が抜群で、海外のカメラ特価型のハイエンド端末と肩を並べられるスペックを持っています。手軽に写真を撮るという用途を超えた、ワンランク上のカメラ性能を持っています。
200MPという部分が大きくフォーカスされていますが、ハイエンドと並ぶような大型のセンサーを採用しており、また、スナップドラゴンのISP性能の高さもあって「手軽に素敵な写真を簡単に撮れる」というスマホカメラの一番の醍醐味を追求したようなカメラ性能を持っています。
正直、メインカメラのみに限って言えば、ハイエンドと並ぶか、用途によっては超える部分もあるぐらいに優秀です。

また、今回ソフトバンクでは120W充電を神ジューデンとして宣伝していました。
一部、充電速度よりもバッテリー消費を抑える方が良いといった意見も見られましたが、そもそもバッテリー持ちがハイエンドとしてはかなり良いんです。
それが前提にあったうえでの神ジューデンというアピールをしている事は知っておいて欲しいポイントですね。また、Xiaomi独自の保証にて24ヶ月のバッテリー保証もついています。

その他、ディスプレイ、スピーカーといったストレージ容量を除く全ての部分が高次元であり、スペックを重視するならば現時点で12T Proはかなりおすすめなスマートフォンといえるでしょう。

ストレージ125GBという微妙なポイント

Xiaomi 12T Pro スペックアウトライン

今回125GB版が11万という部分がとにかくがっかりポイントで、これが256GBだったらば普通に適正価格だったんじゃないかな?と感じます。
125GBというストレージ容量は写真などを多く撮る人にとってはやや心もとない容量だと思います。

また、今回の12T Pro最大の売りである200MPでの撮影は1枚あたり約50~70MBというとんでもないデータ容量となります。おそらくストレージの3/1か半分はOSに持っていかれるので
そうなると保存できる枚数はおもったよりもカツカツだと思います。12T ProはSDカードも非搭載なのでオンラインストレージなどのサービスに頼る必要が出てきます。

12T Proをカメラ目的で考えている人は、自分のスマホの中に現時点でどれぐらい写真データが容量を占めているのか、125GBで本当に不足はないか?というのを確認したいポイントです。

 

Xiaomi 11T Proとの比較

Xiaomi 12T Pro の価格発表後、ディスコンに向けての最終価格だったXiaomi 11T Proに再度フォーカスがあたっています。
Amazonなどで5万7千円、MVNOでは新規3万7千円という価格で今現在においてはもっともコスパが良い選択肢と言えます。
正直、最新のスペックという部分に興味がなければ今から11T Proを購入するのは全然アリな選択肢だと私は感じます。

一方でスナップドラゴン888と8+ Gen 1ではスペック差が結構出ているのも事実です。現時点でスナドラ888は現役スペックだと言えますが
今後1年前後でやや非力に感じるようになるとも思います。

  • 「価格」に重点を置きたいならば11T Pro
  • 「スペック」に重点を置きたいならば12T Pro

そういった考え方で選択してみるのが良いかもしれません。ただ、11T Proは終売に向けているのでそこそこ在庫が枯渇が見えています。

 

MNPでの購入が真価ではないか?

今回のXiaomi 12T Proですが、IIJ Mioにて取り扱いが予告されています。おそらく今後他のMVNOでも広がるかと思いますが、IIJ Mioでの価格は通常価格9万8千円、MNP価格7万9千円という価格になっています。私がグローバル版をレビューした際にはMNPで10万円を切れれば買いなのでは?と伝えていましたが、一応その価格を下回ってきた事になります。一点それは256GBの場合であって125GB版の場合とではちょっと印象は変わりますね。ただ、MNP価格については7万9千円と予想を大きく下回る価格となっています。

正直、私の意見としてXIaomi のTシリーズはこういったMNP制度を利用する事を前提としたものなのでは?と考えています。

MNP利用といった手間はありますが、そもそも現時点でXiaomi端末を利用している方ってそういったMNP利用なども結構なれてる人も多いと思うんですよね。
もしくはMNP等の利用で金額を安く抑えるといったテクニックに興味が強い人も多いと思います。

今回のXiaomi 12T Proの真価というものはMNP特価 7万9千円という所が本質的な所なのでは無いかな?と私は考えます。

 

結局Xiaomi 12T Proは買いなのか?

最終的にXiaomi 12T Proが買いなのかどうか?をまとめると

ポイント

・MNPを利用できるならば即買いで良い

・そうでなければ少し価格が落ち着くを待つのが吉。価格が落ち着いたならばおそらく最強になる

というのが私の結論です。SIMフリーの11万という価格はやはりちょっと高く、その価格で125GB版を買うのはあまりおすすめ出来ません。
MNP特価の8万切ならば間違い無く買いでよく、現時点でMNPを利用し機種変を考えていた人はまさにこれ一択と言っていいでしょう。

それ以外であれば、おそらく数ヶ月すればMVNOの新規や、正規流通においても何らかのディスカウントは入るでしょうから、現時点で購入は一旦様子を見るのが良いと思います。

 

 

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ZAKI LABO(ザキラボ)

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Xiaomi / Huawei / Amazfit などのガジェットブランドに強くレビュー実績多数あります。スマートウォッチは年間20本近くレビューしており、機能性・デザイン・価格などをトータル目線で評価するスペシャリストです。

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Androidタブレットとスタイラスを用いたドローイングなどの特殊なレビューも実績があります。

本業はWEBデザイナー・エンジニアとしても活動しています。 全体的に手広く・ディープに伝える事をモットーにしています!

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