Xiaomi Smart Band 7 Pro レビュー ついにGPS搭載 すべてのスマートバンドオワコン化!ただしグローバル販売は期待薄

Xiaomi Smart Band 7 Pro レビュー ついにGPS搭載 すべてのスマートバンドオワコン化!ただしグローバル販売は期待薄

Xiaomi Smart Band 7 Pro レビュー

今回はXiaomi Smart Band 7 Proを入手したのレビューしたいと思います。

日本でも発売されたXiaomi Smart Band 7ですが、発売より前にすでにPro版の存在が噂されていました。噂通りについにスマートバンドながらGPSを搭載し、それでいて価格は一万円を切るという価格設定で、今年発売された他のスマートバンド一体なんだったんだと言いたくなるようなプロダクトになっています。

Xiaomi Smart Band 7 Pro レビュー

現時点で中国版しか存在せずグローバル版での展開が若干怪しいんですが実際に1週間ほど使い込んで感じた感想をお伝えしていこうと思います。

 

Xiaomi Smart Band 7 Pro アウトライン

Xiaomi Smart Band 7 Proのアウトラインです。まずは何と言ってもスマートバンドながらGPSを搭載した点が大きいでしょう。Smart Band 7 無印では頑なに守っていたバンドスタイルでしたが、ついにPro版では大型化を果たしました。

先にグローバル展開していたRedmi Smart Band Proに近いレクタンギュラータイプのデザインになっています。

その他AODや、自動調光機能、AIアシストなどスマートバンドでは省かれがちな付加価値を搭載し、スマートバンドというカテゴリながら上位グレードのスマートウォッチにもひけを取らないスペックです。

何度も言いますが、まじでこれまでのスマートバンド一体何だったんだと言いたくなります。

Xiaomi Smart Band 7 Pro デザインチェック

デザインの方を見ていきましょう。前述した通りこれまでのスマートバンドスタイルを一新し、HUAWEI Band6から始まった大型化したスマートバンドスタイルに方向性を切り替えてきました。

Xiaomi Smart Band 7無印と比較

Xiaomi Smart Band 7無印と並べると、数値上は無印が1.62インチ、Pro版が1.64インチと僅かではあるんですが、横幅が全く違うので数字以上に巨大化しています。

デザインのポイントとしては、ポリッシュされたフレームで見栄えが良いです。

Xiaomiのその他のスマートバンドがシリコンやプラスチックをベースとした良く言えばシンプル、悪く言えばチープという感想がほとんどだったんですが、明らかにデザイン製はSmart Band 7 Proの方が良いでしょう。ただ、このポリッシュは金属ではなく、完全にメッキです。高級感があるわけではなく、この辺は値段相応です。

今回私が購入したのはホワイト/ゴールドカラーだったんですがホワイトというよりはボーンホワイト、ゴールドカラーもほんのりと色がついてるレベルに収まっており、シルバーと言ってもいいぐらいのものだと思います。本体にボタン類は一切ありません。すべてタッチ操作のみになります。

バンドに関してはその他のスマートバンドシリーズ同様のシリコンラバーになっています。特にフッ素コートなどもされておらず、無印版と同等の品質でしょう。

バンド接続部分は独自規格になっており、裏側のボタンを押しながらひねる事で簡単に外す事ができます。公式ではバンドも豊富なカラー展開がされており、レザーバンド風の型押しがされたシリコンバンドもあります。

Redmi Smart Band Proと並べて

詳しい方ならすでにお気づきかもしれませんが、先にグローバルで展開されているRedmi Smart Band Proにとても似ています。

というか後述しますが、本機Pro版はRedmi Smart Band Proのパワーアップ版という見方が正しいでしょう。充電ケーブルもRedmi Bandと共有できる点などがその辺を物語っています。

Xiaomi Smart band 7 Pro 着用イメージ

着用するとこんな感じで、サイズ感はもろにHUAWEI Band7シリーズとかぶります。

HUAWEI Band 7と比較

実際にHUAWEI Band7と並べてもどっちがどっちかはパッと見は区別が付きませんが、Xiaomi Smart Band7 Proのほうが横幅が大きいです。

スマートバンドとしてはやはりこのサイズ感がやはり最適解なんでしょう。ライバルであるHUAWEIから始まったこの新しいスマートバンドスタイルですが、扱える情報量や操作製の良さなどは、このサイズ感にまさるものはありません。

ディスプレイは280✕456pxの有機ELディスプレイです。またスマートバンドながら自動調光センサーを搭載している事がかなりポイントとしては高いです。

自動調光センサーに対応

動作感はとても良い

 

動作感はとても軽快で、画面の大きさもあってか無印版よりもPro版の方がスマートバンドとしては操作感が良いです。Smart Band 7無印版もアップデートにて操作感は劇的に改善はしましたが、やはりあの狭い画面内でUIを構築するのはかなりハンディがあります。スマートバンドでありながらスマートウォッチのように使えるPro版の方がUIとしては優れています。

UIチェック

ショートカットメニュー

左スワイプでショートカットメニューを表示できます。アラームやDND、ステータスも表示されます。

ホームより右スワイプで心拍数などのウィジェットにアクセスできます。これらのリストはスマホアプリから並べ替えや非表示設定を行う事ができます。

グリッドメニュー

ホーム下スワイプで機能ドロワーを表示できます。デフォルトでは2カラムでアイコンが並んでいますが、設定でリストタイプに変更する事もできます。ドロワーの操作感はよく、場面も大きいので使いやすいと思います。

通知画面

上にスワイプで通知エリアを表示できます。本体言語は英語のみですが、通知は普通に日本語が使用できます。

また、SMSや電話着信時に関してそのままSMSで返信をする事が可能です。SMSはXiaomiアプリの方で追加編集も可能です。SMSと電話のみなのが残念ですが、スマートバンドでこういった上位グレードの機能を搭載しているのはポイントが高いです。

言語設定はスマホの設定に準ずる

言語設定はスマホの設定に準ずる

言語は中国語と英語のみです。設定は母艦となるスマホの設定に依存していますが、母艦スマホの言語が日本語だと、非対応のためデフォルトの中国語で設定されてしまいます。英語に切り替えるには、まずスマホの言語を英語にした上で再度アプリと連携をすると英語に設定可能です。一度設定すれば母艦側の言語を日本語に戻しても以降は英語で使う事ができます。

所々もっさりも目立つ

 

動作感はとても良いと先に言いましたが、ところどころもっさりも目立ちます。グリットメニューやホームからのスワイプなど、よく使う動作に関しては最適化されているんですが、例えば通知のスクロールだったり、ワークアウト履歴を見る画面などはなかなかもっさりとしています。

デザイン性の高いウォッチフェイス

デザイン性の高いウォッチフェイス

今回ウォッチフェイスのデザインが非常に凝っていると感じました。デザイン系統は先に発売されたXiaomi Watch S1に習ったデザインが多く、品の良いクラシック系のフェイスが多く配信されています。

またよく聞かれるデジタル表示で秒数単位が表示されるフェイスも数多く収録されています。

AODも独自デザインで実装

AODは若干暗め

AODもしっかり対応しています。また固定のデザインではなく、フェイスごとにAODも設定されています。AODスケジューラーにも対応しています。

これまでXiaomiのスマートバンドはフェイスデザインが物足りない事が多かったんですが、今回のSmart Band 7 Proはかなり気合が入っているように感じます。またAOD周りの実装もスケジューラーなどしっかり対応しており、機能として完成度がたかいと思います。

Xiaomi Smart Band 7 Pro ヘルスケア周りチェック

Xiaomi Smart Band 7 Proのヘルスケア周りの仕様を見ていきましょう。後述しますが、同じSmart Band 7ながら、無印版とは大分仕様が異なります。

そもそも作っているメーカーがまったく異なるためでほぼ別製品といっても良いぐらいなので、PRO版と言いながらも無印版で出来た事が出来ないという部分もわりとあります。

心拍数測定

心拍数は自動測定に対応し、モニタリング間隔を30分、10分、自動、1分ごとの4つから選択が出来ます。また、心拍数の上限下限のアラートにも対応しています。

睡眠ログ

睡眠ログに関しては、かなりシンプルです。SpO2のデータも見れるは見れますが、データとして有効活用できるかがちょっと疑問です。

SpO2

血中酸素濃度については終日測定かOFFかの2択になります。バッテリー持ちにかなり影響がある項目で、ONにした場合の消費がかなり上がります。また、睡眠ログ側でSpO2測定が無いため、参考にしたい場合はこちらでONにする必要があります。できれば夜間のみなどの選択肢が欲しかったところです。

ストレスレベル

ストレスも終日測定かOFFかの2択です。安静時のみ測定が働きます。またストレスレベルが断続的に80%が続く場合にリラックスリマインダーを出す事も可能です。

主に睡眠ログとSpO2の測定に関して無印版と結構差がある部分だと思います。

Xiaomi Smart Band 7 Pro ワークアウト周り ついにGPS搭載

ワークアウトは117種類

Xiaomi Smart Band 7 ProではついにGPSを搭載してきました。同価格帯のスマートバンドカテゴリーにおいてGPSを搭載していて1万円を切る選択肢はなかなか無いのでは?と思います。ワークアウト自体も117種類と豊富です。

今回はウォーキングでGPS精度とともに検証してみました。

検証するコースは私がいつも使う、高い建物が多いルートです。GPS精度にかなり差が出やすいルートで、1万以下のスマートバンドに搭載されているGPSトラッカーが一体どれぐらいの精度を持っているでしょうか。

GPS測位はちょっと遅め

GPS測位が若干遅い

ワークアウトを開始する前にGPSをつかむまでしばらく待つ必要がありますが、測位までの時間が結構長め。だいたい10秒ぐらい待ちます。高い建物が多い場所だったのでそれぐらいかかるかと思いきや、開けた場所でもそれぐらいは待ちますね。

また待機中のUIが若干不親切で、つかむまでGPSのアンテナマークが立たないので、ちゃんとGPSを探しているのかが分かりづらいです。

計測はどシンプル

ウォーキング中

計測中の機能としては音楽コントロールぐらいのもので、あとは時間と距離・カロリー表示といった機能のみでかなりシンプルです。一定時間停止すると自動でワークアウトも中断となりますが、またあるき出せば自動復帰をしてくれます。

GPS精度は以外に良い

ウォーキング検証

1万以下のスマートバンドだったんで、GPS精度に関しては期待していなかったんですが以外な事にかなり良かったです。上位モデルのXiaomi Watch S1シリーズと比較しても遜色無いレベルで、GPSトラッカーとしても優秀だと思います。

サイクリング検証

試しに、開けた道でサイクリングで使用した場合は、かなり正確にルートが取れています。

この価格帯、しかもスマートバンドというカテゴリーにおいて優秀なGPS精度を持っているのっはかなり貴重な存在では無いかと思います。GPSに期待値をおいていた人にはそれを裏切らない機能性を持っていると思います。

Xiaomi Smart Band 7 Pro バッテリー持ちについて

気になるのはバッテリー持ちについてでしょう。Xiaomi Smart Band 7 Proでは235mAhのバッテリー容量で、無印版の180mAhと比較して容量が大分アップされています。

バッテリーは標準仕様で12日間、ヘビーユース6日間とこの辺は他のスマートバンドと並んでいる感じですね。

充電速度が向上 無印版の半分の充電時間

公式では前作 Mi Band6から40%充電時間が短くなった事をアピールしています。

充電時間はおおよそ1時間で満充電となり、また5分の充電でも8時間の睡眠トラッカーが動作するほどです。ちなみに無印版は2時間で満充電なので、PRO版は約半分の速度で充電が完了します。

バッテリー持ちは条件に大分よる 5日間で30%消費

実際にバッテリー持ちを検証してみました。最初の1日目はヘルスケア周りの機能をフルでONにした状態で使用をしました。検証でGPSを用いたワークアウトも10分行いました。その他、AODは基本的にOFFにしましたが、初日だったため、結構触っていました。

その状況化で1日(約16時間)あたり15%を消費しました。初日だったんですが、結構消費の速さにびっくりしました。原因はおそらくSpO2の常時測定が走っていたからだと思います。

SpO2を外した上で使用した場合

SpO2を外して運用した場合は劇的にバッテリーライフが伸びました。以降、4日間でバッテリー残量は70%となっていたので、一日あたりの消費は5%以下となりました。バッテリーライフを気にするのならSpO2の常時測定はOFFにした方が良いかもしれません。

AODをONにして場合

続いて70%の状態からAODをONにして朝9時より、夜の9時までの12時間を測ってみました。この場合残量55%になりました。やはりAODはスケジューラーがついていても消費が激しいです。

バッテリー消費にムラがある?

バッテリー消費にムラがある?

今回の検証で気づいたんですが、おそらくバッテリーの残量表示は純等な表示ではなく、ある程度の段階でガクっと下がるタイプです。この仕様は兄弟機であるRedmi Smart Band Proと同じ動作感です。かなりムラがあるのでバッテリー持ちはちょっと検証がし辛かったです。

Xiaomi Smart Band 7 Pro 良いところ・悪いところまとめ

再度にXiaomi Smart Band 7 Proの良い所と悪い所をざっとまとめたいと思います。

良い点

  • デザインが秀逸
  • ウォッチフェイスがかなり豊富かつクオリティが高い
  • スマートバンドとしては超多機能
  • GPS搭載
  • 1万円以下の価格設定

まず、良い点から。ピックアップポイントが多く、スマートバンドとしてはかなり好印象なプロダクトだと思います。まず、これまでのXiaomiスマートバンドと比較し、見た目にも結構力が入っているのがポイントが高いです。質感はそれなりですが、メッキフレームのお陰で見栄えがよく、あからさまにスポーツっぽさが無いので仕事などで付けても違和感が無いと思います。ホワイトカラーでは女性にも良いと思います。

また、ウォッチフェイスのクオリティが高いです。Xiaomi Watch S1のフェイスデザイン流用が多く、それらは比較的クラシック系のデザインなので、筐体の見た目ともバッチリあっています。AODが独自フェイス対応なのもポイントが高いです。

機能面を見ると、スマートバンドとしてはかなり多機能で上位グレードの機能も包括しています。中国版なのであまり恩恵は薄いんですが、音声アシストやNFCによる決済、SMS返信など機能性はかなり高いです。

そして何より精度の良いGPSを搭載している事。スマートバンドとしては念願の機能だといえます。それら諸々踏まえて1万円以下という価格設定は本当にコスパが高いと思います。

正直な所、無印版や他メーカーのスマートバンドなどを紹介してきましたが、最後にやってきたこのXiaomi Smart Band 7 Proのせいで、これまでのスマートバンドいったい何だったんだ?と言いたくなるぐらいには諸々と機能が詰め込まれています。

悪い点

  • 動作がもっさりな部分も
  • バッテリーの減り方がざっくり
  • 中国限定でグローバル版が怪しい

一方で悪い点は、最初は動作感が良いと思っていたんですが、しばらく使っているとやはり所々もっさり感を感じますね。メニューグリッドなど最適化されてる部分は比較的快適ですが、通知や、ウィジェット画面へのスワイプなど、何かしらデータを参照し表示する場面だとカクつきともっさり感を感じます。せっかく画面が大型化したのにUXが下がっているのは気になる点です。

また、バッテリーの減り方がかなりざっくりなので分かりづらいです。日/3%しか減らなかった日などもありましたが、明らかにこれは嘘っぱちです。

Redmi Smart Band Pro同様に言葉を選ばずいうとテキトーな減り方をするので検証としてやりづらかったです。まぁ一応公証するバッテリー持ちは達成しているとは思うんですが…。

最後に、有益な機能の殆どが中国限定な所。NFCによる決済、AIアシスタントなど全体的にスマートバンドカテゴリを凌駕する機能性を持ちながらもそれを日本では活かせないのは残念な所。で、一番気になるのは、グローバル版はちょっと怪しいなと感じています。

現時点でグローバル版の認証情報などがまったくでまわっていないあたり、Xiamomi Smart Band 7 Proに関しては中国限定での展開になるんじゃないかな?と推察しています。

この予想が外れてくれれば良いのですが、グローバル展開しているすべてのXiaomiウェアラブルをオワコンにしてしまうのでそういった観点からも展開はしないのかなと思います。

Xiaomi Smart Band 7 Proはどこが作っているのか?

最後に蛇足になりますが、今回のXiaomi Smart Band7 Proは一体どこが製造を担当しているか?という点について軽く話したいと思います。

XiaomiのウェアラブルはHuamiと70maiの二社が担当をしており、これまでスマートバンドはHuami、スマートウォッチは70maiという棲み分けがされていました。

なので、今回のPro版は一体どこが製造するのか?と思っていたんですが、70maiが担当したようですね。正確には70maiが担当しているという公式の表記は無いんですが、UIのデザインやウォッチフェイスのデザインなどを見る限り、70maiで確定だと思います。

ある程度Xiaomiウェアラブルを追っている人ならば、2社が担当していて、それぞれ仕様がまったく事なる点は受け入れ安いでしょうが、その辺をまったく知らない人からすると同じ製品の無印版とPro版で仕様がまったく異なるというのはかなりややこしい展開だなと感じます。

Xiaomi Smart Band 7 Pro グローバル版は期待薄

最後にまとめると、これまでのスマートバンドを全部オワコンにするぐらいのパフォーマンスを持ちながらも、たぶんグローバル展開はされないだろうなと予想しています。

かなり良いプロダクトだけに残念ではありますが、ウェアラブルファンであれば買って損は無いプロダクトだなとかんじました。

 

 

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