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ガジェットレビュー

Amazfit T-Rex2 レビュー タフネススマートウォッチの決定版!ルートトラック機能搭載 タフネスは次の頂へ!

今回はAmazfit T-Rex 2をレビューしたいと思います。
昨年、スマートウォッチシェア世界3位を達成するなど、ウェアラブルヘルスケアにおいて大躍進をしているAmazfit。

様々なモデルを展開していますが、その中でもミリタリーとアウトドアにフォーカスしたのがT-Rexシリーズです。無骨なタフネス仕様でファンも多いですが、今回はついに昨年リリースされたZeppOSをベースとした最新モデルとしてリニューアルしました。

独自の機能も引っさげ、タフネスウォッチとして次の頂に望むようなスマートウォッチです。今回は実際に1週間ほど使用してみて感じた点をお伝えしたいと思います。

さきに、今回私は発売前の使用版を提供頂きレビューをしております。実際に発売される正式版とはまた違う点もあるかもしれませんがご了承ください。

Amazfit T-Rex 2 (Amazon)

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Amazfit T-Rex 2 ポイント

  • デュアルバンド&5つの測位衛星対応
  • -30℃でも動く超低温動作モード
  • ルートインポート・リアルタイムナビゲーション
  • 米軍MIL規格準拠タフネスボディ
  • 最大24日間のバッテリー寿命

動画レビューも合わせてどうぞ


Amazfit T-REX 2 ついにルートトラック機能搭載 最強タフネススマートウォッチの決定版!

Amazfit T-Rex2 デザインチェック

デザインを見ていきましょう。基本的にはこれまでのT-Rexシリーズ同様にタフネスを全面に押したデザインですが、前作T-RexProから細かくモディファイが入っており全体的にディティールアップがされた印象です。

まずデザイン的に一番の変更点は右側面に配置されたバンパーガードパーツ。
よりミリタリーイメージが強く、メタルパーツを使う事でヘビーデューティーさも醸し出しています。サイドにはAMAZFITの名前も彫り込まれています。

ベゼルリングも前作よりも雰囲気がだいぶ異なります。素材感は同じながら塗装感がややグロッシーになっておりツヤ感があります。デザインビスも前作のものよりディティールが細かくなっており、また若干磨きも入っていますね。

ディスプレイは前作よりも若干大型化しており、1.3インチから1.39インチにサイズアップしています。それに伴い解像度も向上しています。並べてみると、サイズ感は同等ながら、ディスプレイは一回り大きくなっていますね。

これはボタン全体的に言える事なんですが、縁がエッジカットされている事でキラキラと輝くようになっています。この事でデザイン的に情報量が増しているように感じます。T-Rex2はミリタリーデザインながらスマートに感じるのはこういったモディファイ部分からでしょう。

もう一つ大きく変わったのはベルト部分。材質は前作同様にシリコン製ですが表面の処理が変わっておりシボ感のあるデザインに変更になっています。遊環もダブルになっており、一つはベルトに固定されているのでズレなくなっています。また、尾錠も本体デザイン合わせたオリジナルになっていますね。

ベルト自体が耐衝撃構造になるように設計が変更されていますね。ダンパー構造になっており、直接本体に衝撃がいかないように工夫がされています。これはG-SHOCKでも良く見られる構造です。

本体はゴツゴツとした見た目ですが、重量は至って軽量です。65gと一般的な時計と比較してもかなり軽い部類です。

実際に着用してみるとこんな感じ。アウトドアウォッチらしい厳つい雰囲気ですが、前作と比べると大分スマートになった印象を受けます。画面が大きくなった事でベゼルが狭くなったからそう感じるんだと思います。大柄ですが着用感は悪くありません。とても軽いので邪魔になりませんね。

ディスプレイとウォッチフェイス

ディスプレイは1.39インチにサイズアップした事で解像度も上がりました。この辺はさすがのAmazfitなので、コントラストも高いレベルの有機ELを採用しています。

[屋外での比較]

実際に高輝度をウリとしていたAmazfit GTR3 Proと晴天の屋外で比較してみた結果、どちらも輝度最大の状態です。詳細なスペック値を公開していないので感覚的なものになりますが、ほぼ同等のレベルの輝度は確保しているかな?という印象。

昔の有機ELのように屋外で視認が出来ないというような低品質なパネルでは無いですね。

ウォッチフェイスは現時点で100種類ほど用意されています。中にはGTR3シリーズと共通のものもありますが、T-Rex2オリジナルのフェイスも多数収録されています。

AODは?

もちろんAODにも対応しています。AODは固定の6種類の他、ウォッチフェイスごとに設定された独自のデザインも選択する事が出来ます。基本的にフェイスごとの設定が付いているものが多いのでデザインには困らないでしょう。また、AODはスケジュール機能もあるので日中以外の不要な時間帯はオフにすることでバッテリー消費を抑える事が出来ます。

T-REXシリーズ初のZepp OSベース

前作のT-Rex Proとの大きな違いは、ベースとなっているOSが最新のZeppOSになっている事でしょう。ただ、実際の動作感はそもそも前作T-Rex Proもかなり良い方だったんで、正直あまり差は感じません。どちらかというと、OSとしての高度さと、細かいカスタマイズに対応した事が一番の進化点と言えるでしょう。

個人的にZeppOSになって気に入ってるのは、ショートカットタイルの編集ができるところ。これスマートウォッチでは結構珍しいです。

以前だとこのタイルの中に”携帯を探す”が含まれていて誤タッチで盛大にスマホを鳴らしてしまうという事故が何回かあったんですが、タイルを編集する事で不要なものは非表示にする事ができるようになりました。

細かすぎる改良点ではありますが、こういった痒いところに手がとどくようになった事がOSとしての完成度の高さだと思います。

新機能ルートトラック

Amazfit T-Rex 2の新機能としてウォーキングなどのワークアウト時にこれまでのルートを記録し、スタート地点へ戻るためのナビゲーションを行うダイレクトリターンナビゲーション機能が実装されました。また、リアルタイムでルートトラックを表示する事も可能です。

例えば、登山などで見知らぬルートを歩く際は、この機能を使う事で安全に道を戻る事も可能でしょう。アウトドアウォッチとして大いに活躍してくれそうです。

 

またこれは7月のOTAで提供されるようですが、ルート情報のエクスポート・インポートに対応し、再度同じ道を通る際に道に迷わぬようルーティングをする事が可能になるようです。ルートトラック機能自体は他のスマートウォッチでも見かけましたが、エクスポートとインポートに対応するのはなかなか珍しいのでは。

 

登山が趣味な人であれば、それぞの山をコースとして保存するといった、活用方法もできそうですね。

た、標高の上下をリアルタイムにグラフ化する機能も付くようです。ルート情報以外に高さのデータも把握できるようになることでより高度な使い方が出来ますね。全体的に登山などのマウンテンスポーツにとても有効な機能が満載で、他スマートウォッチとは差別化が出来ていますね。これらの機能だけでも購入を決断しようと考える人も少なくないのでは?と感じます。

 

GPS デュアルバンド+5つの測位衛星に対応

今回デュアルバンドによる位置測位と、5つの測位衛星に対応している事で高精度な測位が可能になったとのことでGPSの設定がとても細かく出来るようになりました。

  • デュアルバンドorシングルバンドか?
  • 精度orバランスor省電力のプラン
  • 測位衛星の組み合わせ

など、ここまでGPS周りの設定が細かく出来るスマートウォッチは初めてです。精度と消費電力が分かりやすくなっているのが良いですね。
開けた場所ではシングルバンドにして使う事で消費電力を抑えたり、高い建物が多いところではデュアルバンドにしたりと、消費電力と精度を調整出来るようになったのは進化点でしょう。

実際にウォーキングで使ってみた結果

実際にウォーキングにてルートトラック含めて使ってみました。コースは高い建物が多く、精度が試されるルートです。前作T-Rex ProもGPS精度はかなり良かったんですが、今回はどうでしょうか?

まずルートトラックについて。ルートトラックはワークアウト中に上にスワイプすることで表示させる事ができます。流石に周りの道までは描画されませんが、コンパスを用いたリアルタイムでのナビゲーションや、尺度を50m〜100mで変える事も出来ます。帰る時も、来た道のりの軌跡を辿れるので初めての場所での探索に良いでしょう。

肝心のGPS精度に関しては前作同様良いと思いますが、激的に変化があったかと言われると疑問符。もともとT-Rex Pro自体良かったので、そこまで大きく差は無いかな?という印象です。

今回計測しているルートは本当に高い建物に囲まれているので、この場所でここまで取れるならば精度は良いのではないでしょうか?

試しに家の近くの開けた道をサイクリングで使った場合は非常にキレイにルートトラックが出来ていました。

実はLINE返信に対応してたZeppOS

以外と知られてないんですが、ZeppOSはその後のアップデートでしれっとLINEの返信に対応をしています。LINE返信の有無はスマートウォッチとしては結構大きな要素なのでこれは嬉しいです。

ただ、GTR3 PROが定型文の編集に対応しているのに対して、T-Rex2は定型文編集は無く、予め決まった文言と、絵文字による返信のみサポートしています。

※追記 LINEの定型文編集可能でした…!SMS編集画面がアプリ内にありました。訂正致します。

ヘルスケアセンサーはBioTracker3.0にアップデート

 

ヘルスケアセンサーも最新のBioTracker3.0にアップデートしました。心拍数・睡眠・ストレス・SpO2ともうこの辺は当たり前になってきましたね。
AmazfitのBioTrackerはそれぞれの項目の動作環境を細かく設定する事が可能です。

心拍は1分から30分感覚で取得する事ができます。

測定間隔を1分に設定すれば、高心拍・低心拍数のアラートも設定する事ができます。また、そのアラート値も細かく設定する事ができます。

睡眠はON/OFFの他、呼吸モニタリング機能も設定出来ます。この設定は結構バッテリー消費が大きいのでお好みでストレスも5分ごとの測定が可能な他、長時間ストレスを検知するとアラートを出す事もできるようになりました。

SpO2アラートもついており、安静時に10分間にわたって設定値より下回った値を検知するとアラートを出す事ができます。

ヘルスケア周りの動作使用については結構メーカーによって差があるんですが、一番細かく設定ができるのはAmazfitのBioTrackerかなと感じます。

-30℃でも使用可能な低温モード

これは環境が揃わないので試せていないんですが、今回の新機能の一つとして、超低温化での使用も可能にする低温モードが追加になっています。

-10℃〜-30℃という低温化でディスプレイのタッチ操作を無効化し、ボタン操作のみで操作が可能な簡易モード的な挙動になるそうです。低温モード自体は、環境の温度で自動でONになるようで手動で試す事が出来ませんでした。

一般的に超低温環境化ではバッテリー消費がとてつもなく早くなったりするそうですが、そういった対策が施されたモードという事でしょうか?私の生活圏ではそういった超低温状態になる事が無いので試せないんですが、山登りだったり、ウィンタースポーツ時にはありがたい機能かもしれませんね。

Trex2がフィールドウォッチとしてワンランク上がった事で実装された機能ですね。

オリジナルトレーニングメニュー作成機能

この機能に関しては今回のレビュー時ではまだ未対応のようでしたが
ワークアウトについて、OTAアップデートにて自分だけのオリジナルメニューを作成出来る「トレーニングテンプレート」という機能も追加になるようです。

母艦側のZeppアプリでの設定が必要になりますが、自分だけのトレーニングメニューを作成する機能を実装しているスマートウォッチは選択肢が少ないです。

より専門性の高い機能が実装された事で、その他のライバルメーカーのスポーツウォッチと比較してもトータルで勝っていると感じます。

電池持ち

バッテリーは前作の390mAhから大幅にアップし、500mAhを搭載しています。省電力な独自OS系スマートウォッチとしてはかなり大容量で、バッテリー持ちは最大24日間をうたいます。

ただ、これまでの説明の通りAmazfit T-Rex2は設定を細かく変える事が出来ます。GPSやヘルスケア機能などは設定次第でかなりバッテリー持ちが変わります。
なので具体的な日数は評価しづらいのが正直な所でしょう。

参考までにAmazfitの公式のバッテリー持ちの公称値を紹介します。ヘビーユースやら超低温時など、使用パターンがかなり細かくなっています。特にGPSは精度によってだいぶ差があるようで、今回のT-REXシリーズでバッテリー持ちに直結する要素はGPS機能だと思います。

標準仕様

24日

バッテリーセーブ

45日

ヘビーユース

10日

超低温モード

9日

今回私は開封時の70%の状態から一度も充電を行わず使用をしてみました。

ヘルスケア関連の機能はすべてONにし、心拍数の測定感覚は5分に。その他、GPSは初期設定のデュアルバンド状態、AODも日中使用していました。検証のため色々と弄る場面も多く、わりとヘビーに使ったと思います。実際にアプリ側で記録された日数で確認すると、6日間の使用で残量26%とかなり優秀なんじゃないでしょうか?

消費の激しいAODを使用しながらこの電池持ちです。実際に普段使いをする場合は、AODを切ったり、測定感覚を上げるなど調整をするのでもっとバッテリー持ちは伸ばせると思います。さすがは500mAhという大容量です。

アプリについて

一応ZeppOSは追加のアプリにも対応しています。とはいえ、ロンチより1年近くになりますがまだまだアプリの数は増えていませんね。アプリマーケットをオープン化するという話はどうなってしまったのでしょう?

現時点で追加されたのはGoProアプリのみで、それ以外はすべてAmazfit公式のアプリのみです。Huamiのデベロッパーサイトを見ると以前より開発環境がオープン化されている感じなんですが、アプリ開発はもう少し活発になって欲しいところです。

その他機能について

その他の機能についてはざっと見ていきましょう

アウトドアウォッチなので、コンパス・高度気圧系は結構需要があるでしょう。気圧に関しては急激な変化を知らせる嵐アラートだったり、高度計では手動での調整とGPSでの調整に対応しています。

 

天気は気温の変化や、スポーツや洗車などへの注意。週間天気は1週間分がしっかりと確認が出来ます。

釣り人には嬉しい日の入り、月の入り、潮汐のデータも確認が出来ます。

女性向け機能も搭載しています。この機能は最近ほとんどのメーカーが対応していますね。

気になる点 操作がやや複雑

これは以前のT-Rexシリーズから引き続きなんですが、ボタンが多い分操作がやや複雑です。T-Rexはグローブをはめていてもボタンだけで操作ができるように4つボタンになっているでんすが、メニューにあたるボタンが右下に割り当てられています。

Amazfit GTRシリーズはこれが逆で、スマートウォッチにかぎらず、一般的な時計って右上がメニューになっていると思うんですが、これのせいで良く操作を間違えます。

右上をメニューにする事も出来ますが、その設定をするとワークアウトメニューへのアクセスが悪くなってしまうんですよね。

これは初代T-REXシリーズからの難点だなと私は感じます。

Amazfit T-Rex2 良いところ/イマイチな所まとめ

良い所

  • デザインがスマートになった
  • ディスプレイ大型化
  • ルートトラック
  • ZeppOSでより高度なカスタマイズ
  • アウトドアウォッチとして機能性が豊富

イマイチな所

  • GPS周りの恩恵がイマイチ分かりづらい
  • 操作周りをテコ入れしてほしかった

ざっと良い点をまとめると、ディスプレイが大型化し、デザインがスマートになったこと。ヘビーデューティーなテイストはそのままに雰囲気がワンランク上がったのは評価点でしょう。実際にならべて見るとよくわかりますね。

また一番の進化点はルートトラック周り。今後のアップデートで追加されるルートエクスポート機能が合わさるとその他のスマートウォッチとは明確に差別化がされます。ZeppOSのカスタマイズ性や拡張性は、その他ライバルメーカーのスマートウォッチよりも一皮むけたアウトドアウォッチだと思います。

イマイチな点は、今回あまり多くないので重箱の隅を突く内容になりますが

大々的にうたっていたGPS周りの恩恵が、私のような一般的に使う人間にはイマイチピンと来ませんでした。
測位衛星の組み合わせを選べたり、精度の高さを調整したりとカスタマイズ性は凄い高いんですが、実際使う場合は初期設定のまま使うのがほとんどでは?と感じます。

国や地域、エリア、使い方と様々な要因で変わるのかもしれませんが、ここまでカスタマイズ出来ると嬉しい場面というのが思いつきませんでした。

あと、初代からの難点である物理操作の難解さ。この辺はテコ入れしてほしかったですね。

価格は一体いくらになるのか!? 追記

今回の提供ではカタログスペックなどは事前に提供頂いたんですが、価格については知らないままでレビューを行っています。やはり価格は一番気になるところだと思います…。先行して発売している中国版は1499元(約29000円)と、これまでとくらべて大分価格が上がっています。これに関しては日本が円安になってしまっているのが原因ですね。昨年の中国人民元のレート言うなら22,000円ほどなので円安恐るべしといったところ。

そうなってくると、輸入物はかなり怖いですよね…。今回の日本正式版もそれなりに覚悟はしていたほうが良いのかなと感じます。

この動画が公開される頃には正式発表もされていると思うのでご覧の皆様と一緒に私もドキドキしたいと思いますw

追記 価格発表されました。43,780円となりました。

うーんさすが円安ですねぇ…

Amazfit T-Rex 2 (Amazon)

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