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消費者庁:景品表示法の新運用基準について

ガジェットレビュー

HUAWEI Watch GT2 PRO と Amazfit GTR2を比較してみた。

今年買ったスマートウォッチの中で悩ましいのはHUAWEIのGT2 PROとAmazfit GTR2です。互いに近い値段と、近い機能性です。
どっちも評判良いですし、実際どっちを買えばいいだろうか?と考えてる人も多いと思うんで各項目で比較していきたいと思います。

ちなみに、Amazfitに関してはクラシック(ステンレスモデル)を基準としています。

デザイン性

HUAWEI Watch GT2 PRO

まずは外観です。GT2 PROがチタンケースを、GTR2がステンレス。双方どちらも高級感ある外観をしています。サイズ的にはどちらも47mmという事で大柄なモデルです。

HUAWEI Watch外観

HUAWEI Watch外観 HUAWEI Watch外観

GT2 PROの特徴は、その質感の高さです。チタン、サファイアガラス、セラミック、コーティングラバーとどのパーツも高い基準の物が使われいて質感の高さや見た目の豪華さはGT2PROの方が高いと感じます。初見でパッケージから取り出した時の感動は今でも覚えてます。鈍い質感のチタンとラバーやレザーとの対比がスマートなかっこよさを演出します。

Amazfit GTR2

GTR2 外観  

GTR2の特徴は、ベゼルレス風のデザインです。一応、HUAWEI GT2 PROもベゼルレス風ではあるんですがGTR2はラウンドガラスが使われていて、より一体感があり、ツルンとした印象です。

GTR2 外観 ベゼル

ガラス自体に時計のメモリがレーザーで掘られていたりと細かい芸が光ります。

裏面

GTR2もステンレスケースという事で質感は高いのですが、裏面はプラスチックだったり、レザーベルトの質感が低かったりとHUAWEIと比べると若干見劣りします。


厚み

厚み 厚み

HUAWEI Watch GT2PROと Amazfit GTR2の厚み比較。GT2PROの方が厚みがあります。デカ厚系だと思います。一方、GT2は直径は同じなんですが、厚みが薄いので
一回り小さく感じます。HUAWEI Watch GT2 PROのサイズ感はスマートウォッチの中でも一際大きい部類だと思います。大きい事がデメリットに感じる人には進められないかもしれません。

袖に引っかかる

袖が閉まるワイシャツとかだと引っかかる事も多い。

デザインに関しては甲乙つけがたい…

甲乙つけがたい

デザインに関してはどちらが優れている!という判断が難しいです。双方違うベクトルで優れているので個人的な総評としては

インパクトのあるHUAWEI Watch GT2PRO / スマートな印象のAmazfit GTR2

というような別れ方になるかと思います。


機能性

機能性

双方ともトレンドとなる機能はそれぞれ網羅しているように思います。
以下、主だった機能の対応表です。

機能Huawei Watch GT2 PROAmazfit GTR2
アクティビティ100種類90種類
心拍数
睡眠管理
SpO2
AIアシスト
ストレス
通話着信
単独音楽再生
バッテリー(公称)14日14日

SpO2とAIアシストの無いHUAWEI Watch

大きな違いとしてはHUAWEI GT2 PROがSpO2とAIアシストに対応していない点です。

GTR2のSpO2画面

SpO2に関しては、本来は対応していたんですが、日本国内向けのみオミットされてしまいました。国内の基準に対応出来なかったとの事で。
当初はメニューに存在しないだけで、ショートカットから呼び出すという裏技があったんですが、それも塞がれました。
グローバルに展開しているHUAWEIなので、コンプライアンスに遵守した結果かと思います。

また、AmazfitGTR2の目玉機能にAlexaの対応があります。これが大きな違いです。ただし、12月今現在ではまだ未対応で今後のOTAアップデートで対応されるとの事です。先んじてAlexa対応をしたAmazfit Band5ですが、こちらは何故かAndroidだけ日本語に対応してません…なんだかAlexaに関しては、Amazfit側の中途半端な対応が目立ちますが、今後のアップデートに期待したいところ。

拡張性のあるHUAWEI Watch GT2PRO 追加アプリに対応

HUAWEI WATCH GT2PRO 計算機アプリ

スマートウォッチの大きな分類として、アプリの追加で拡張性があるか?という点があります。
AppleWatchやAndroidWear、TizenOS等、これらのスマートウォッチは様々なアプリが開発されており拡張性のあるスマートウォッチです。
一方で、今回のHUAWEI/Amazfit双方、追加アプリに対応せず本体のみで完結するタイプのスマートウォッチでした。

[追加アプリの一覧スクショ]

しかし、最近のアップデートでHUAWEI Watchに関しては追加のアプリに対応するようになりました。
まだまだ数は少なく、良くわからないゲームと計算機ぐらいしかありませんが、まさか追加のアプリに対応しているとは思っていなかったので驚きました。
GMSに頼らないエコシステムを旧ピッチで作っているHUAWEIですが、こういったウェアラブル端末においても同様に独自の展開を行っていくという事でしょうか。

これは噂レベルなんですが、HUAWEI Watch GT2PROには、通常のLiteOS版の他、HarmonyOS版が存在しているとの事でこういったアプリ追加もこの流れから出ているのかもしれませんね。とはいえ、今の所大したアプリは無いので、今後に期待という所ですかね。

スペック/キビキビ・動作感はAmazfit GTR2が上

[GTR2のメニュー画面]

動作の滑らかさ、キビキビ感等はAmazfit GTR2に軍配が上がります。というか、HUAWEI Watch GT2PROは、全世代とスペックに違いはあまりないようです。
正直、HUAWEI Watch GT2PROは価格と動作感を比べると3万台のスマートウォッチとしては鈍い印象です。
AmazfitGTR2のメニュー画面等は非常になめらかでスルスルと動きます。アニメーションもスムーズで、ここは明確に差が出ています。

基本的スペックはAmazfit GTR2が上。拡張性はHUAWEI Watch GT2PRO。

GTR2にフォーカス

という訳で、機能性と基本的スペックはAmazfit GTR2に軍配が上がります。基本機能(SpO2&Alexa)と、動作のキビキビ感で差があると思います。
ただ、双方拡張性の無いスマートウォッチであればAmazfitの勝ちだったんですが

まさか、HUAWEI Watchが追加アプリに対応するとは思っていなかったのでここでもちょっと悩ましい結果に。とはいえ、アプリはまだまだ少ないので単純に現時点ではAmazfitの勝ちでしょうか。

動作面ではAmazfit GTR2勝利。 追加アプリの登場でHuawei Watchは今後に期待

ウォッチフェイス

ウォッチフェイスに関して気になる方も多いかと。その日の気分でガラっと印象を変えられるので個人的には機能性よりも重要な要素だと思っています。
いわゆる「野良ウォッチフェイス」と呼ばれる、ファンが独自に作成したウォッチフェイスを適用出来るか等をくらべてみます。

野良ウォッチフェイス導入が難しいHUAWEI Watch

HUAWEI Watchは野良ウォッチフェイスを導入するのが凄く面倒くさいです。スマートフォンをもう一台用意する必要があったり、特殊なツールを使用したり
と、正直簡単には入れられないです。まぁそういった裏技的なゴネゴネをするのが楽しいと感じる人もいるかもしれませんが。
自分も一応環境は作ったんですが、めんどくさすぎてほとんど入れなくなってしまいました。もう少し簡単に入れられる方法が確立すればよいのですが…

[blogcard url="https://forum.xda-developers.com/t/guide-howto-install-multiple-custom-faces-huawei-watch-no-root.4053273/"]

※やり方はXDA等で公開されてます。いくつかやり方はありますが今ん所もう一台端末が必要

実はウォッチフェイスストアで有料フェイスが買えるHUAWEI Watch

HUAWEIのウォッチフェイスは随時無料のものが追加されています。クオリティはそこまで高くなく、おそらく一般ユーザーが作ったものが並んでいるかと思います。

実はHUAWEI Watchは今現在、HUAWEIのスマートフォン限定で、有料のウォッチフェイスを購入出来ます。
公式にウォッチフェイスを作るプログラムも配布されており、中国本土等の限られたエリアではウォッチフェイスをアップして販売する事も可能なんです。
アプリの追加が出来るようになったりと、HUAWEIはウェアラブル方面でも、AppleやAndroidと並ぼうとしているんでしょうね。

HUAWEI ウォッチフェイスストア

ただしHUWEI機以外ではまだこのストアを使う事は出来ません。この辺は今後の展開に期待をしたいですね。

現在有料ウォッチフェイスが買えるのはHUAWEI製スマートフォンを使っている場合のみ

(※今現在)野良ウォッチフェイスに対応していないAmazfit GTR2

一方で、Amazfitは野良ウォッチフェイスコミュニティーが非常に盛んです。前作GTRでも簡単に野良フェイスを入れられたので楽しんでいました。
しかし、今現在、GTR2に関しては野良ウォッチフェイスがまだありません。

GTR2のデフォルトのウォッチフェイスを解析し、それを元にカスタムフェイスを作るようにするらしいんですが今のところ、有志が誰も解析をしていないようです…!
野良ウォッチフェイスが流行るかって結構、端末の売上に影響あると思うんですよね…HUAMIの方でそういったコミュニティをサポートしてくれればいいのに…

その他細かい事

実際に使ってみないとわからない細かい部分を上げていこうと思います。

HUAWEI Watchの通知仕様 着けてないと振動しない

外していると通知振動しない
外していると通知で振動/点灯しない

HUAWEI Watchの仕様で特殊なのが、着けてないと通知を振動アラートしない事です。
一応受信はしていて、通知画面には表示されているんですが、振動や画面点灯をしてくれません。
実際に腕に着けていないと振動をしてくれません。

これに関しては…まぁ着けてない時に通知する必要なんか無いでしょ?っていう仕様なのか…まぁ確かにって感じではあるんですが。
ただ、この仕様だと困る人もいるとは思うんで一応。ちなみになんですが、アクティビティをしている最中も通知振動はしないようです。

Amazfit GTR2 GPS精度はあいかわらず悪い

前作GTRでもGPS精度/感度が良くないという事でしたが、今回もあいかわらず精度が良くないみたいです。
GT2PROで問題無く取得出来るルートで、取れてなかったりするんで、ここに関しては改善が入っていないのは非常に残念な所。

価格を比べてどうか

 

最後に価格を見ていきたいと思います。双方に一長一短がある感じでやっぱり悩ましいですね。

HUAWEI Watch GT2 PROラバーモデル 3,1800円
レザーモデル 35,800円
Amazfit GTR2 Classic海外  EC  20,000円
国内価格  32,800円

AmazfitGTR2は海外と国内での価格にかなり開きがあります。この事に難色しめしてる人も多いと思います。
海外の価格であったらば自分もAmazfit GTR2を断然おすすめするんですが日本価格となると、スペックが多少劣りますが、より高級感あふれるHUAWEI Watch GT2PROが買えてしまうわけです。

スペックの差についてSpO2とAIアシストというトレンド機能が無い事自体は大きいんですが
これらの機能が必須かと言われれば疑問です。動作に関しても動きのスムーズさはAmazfitにおとりますが、許容範囲です。

現時点ではHUAWEI Watch GT2PROの方が満足度は高そう

GT2PRO

という訳であくまで個人的な意見としては、価格とのバランス、そして価格以上の質感とデザインという事でHUAWEI Watch GT2 PROを推します。パッケージから初めて手にする時の感動を味わってほしい…!!

HUAWEI Watch GT2 PRO

あと5,000円安れければAmazfit GTR2!

Amazfit GTR2はあと5,000円安ければ一気に覇権を取れそうなクオリティなんですよね…。
前作GTRも発売からしばらく経った後に、コスパが良いと話題になったと記憶しているんで、今回のGTR2も価格がこなれて来てくれれば…という感じでしょうか。 

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ZAKI LABO(ザキラボ)

ZAKI LABO(ザキラボ)ではスマートウォッチ、スマートフォン・タブレットなどの最新ガジェット機器をレビューしています。実際に使用・検証を行い精度の高いレビューをお届けします。

Youtubeでも活動をしています。 現在チャンネル登録者数 16,000人(2023年10月現在) 月間再生数 30万再生を突破

Xiaomi / Huawei / Amazfit などのガジェットブランドに強くレビュー実績多数あります。スマートウォッチは年間20本近くレビューしており、機能性・デザイン・価格などをトータル目線で評価するスペシャリストです。

スマートフォンに関してはメインがGalaxy推しで、本サイトとYoutubeは全てGalaxy端末で撮影を行っています。

Androidタブレットとスタイラスを用いたドローイングなどの特殊なレビューも実績があります。

本業はWEBデザイナー・エンジニアとしても活動しています。 全体的に手広く・ディープに伝える事をモットーにしています!

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