SAMSUNG Galaxy S20 Ultra 1週間レビュー 実際使ってみて分かった所

SAMSUNG Galaxy S20 Ultra 1週間レビュー 実際使ってみて分かった所

世間ではNote20が発売され日本でもいつ発売されるか?!と注目されている最中だが、そんな世間の流れに逆らってあえてS20Ultraを買った。
もちろんNote20の事は知っていたけど予算的にNote20が10万切るのはもう少し先だろうし、欲しいと思ったときがその時な性分なんで、我慢が出来なかったんやぁ…

という分けで発売当初は15万オーバーと、かなり高額なプレミアム帯っていう感じだったけど、数ヶ月たつ事である程度価格が下がり自分は10万ちょっとで購入しました。値段が下がって10万っていうのもちょっと感覚がズレている。同世代のOppo Find X2 PROは9万台だし。最近スマホの値段の上がり方って異常じゃないか?!とも思う。
ただ、S20Ultraに関しては、現時点で入れられるものをすべてブチ込みました的な、完全なるフラッグシップなんでまぁこの価格も納得かな…

初めてのGalaxy。王道のAndroid。

今回の購入テーマとしては
「Huawei Mate20 Proを超える最強スペックを」というテーマで選んでいたため、そうなると、やはり王道のGalaxyがふさわしい。というか、米中云々のお陰で中華勢のスマホ全般の雲行きが怪しい。最近の動きの激しさはマジに意識しないと、使う側としては損する事になりそう。

Mate20Proの完成度を超えるスマホを!

Mate20

んで、この「Mate20Proを超える」っていうテーマが本当に難しい。2018年秋のフラッグシップとして出たMate20Proだが、その完成度の高さで2020年今現在でも全然メインとして使えるぐらいのスペックがある。流石にSD865の処理速度と比べると勝てないけど、それ以外の部分価格、カメラ、バッテリー持ち、EMUIの完成度の高さなどなど、マジで高水準だと思う。これを超えるプロダクトっていうのが難しい。使ってる自分も「これはマスターピースやでぇ…!!」とかなり愛着持っちゃってるから尚の事。

本来ならMate30、P40を選びたい所だけどつくづく昨今の米中摩擦におけるガジェットの影響が悔やまれる。

安定のフラッグシップ買い S20 Ultra

S20 Ultra
話がHuaweiの方になっちゃったけど、それぐらい高品質で高水準なものを選ばないといけないっていうハードルがあるっていう事。
そして、その白羽の矢がたったのがGalaxy S20Ultraという事。間違いなくフラッグシップで機能もりもりのマッチョマンだ。

実は今回、SAMSUNGの端末を使うのは初めてだったりする。中華勢を除外した上で「最強買い」をしようとすると自然とSAMSUNGブランドになるから悩まないで購入出来たのがすごく楽だった。「悩まない」っていう意味でiPhoneっていう選択をする人の気持ちが分かったような気がする。

Galaxy S20 Ultraの特徴

ちなみに自分が購入したのはスナドラ865を積んだグローバル版。ちなみにExynos版もあり、そちらは若干性能とバッテリー周りで劣るそうな。
詰める込めるものはすべて入れました感のある端末なんで、どこにフィーチャーしても一流だと思う。

カメラがすごい。 1億800万画素+4800万画素望遠(ペリスコープ)+超広角

S20Ultra カメラモジュール

まずやはりカメラが特徴的だろう。このカメラ周りの見た目の厳つさも、S20Ultraの特徴だと思う。デザイン的にもすごく好き。そして見た目だけではなく性能もすごい。スペックシートの数字がもうフリーザの戦闘力みたいにインフレをしている。先に言うとこれだけ高機能なカメラ機能を手軽に持ち運べるっていう事がすごいと思う。


1億画素のメインカメラ

よく「画素数だけが高くても…」という意見も耳にしたりする。それに関してもっとカメラに詳しい人達がいるため知ったかぶりは出来ないわけだがそんな素人目線で見ても、このメインカメラで撮った写真は「おぉっ」と感じるものがある。写真一枚の容量も20MB以上~と結構な容量になるけどその高解像度写真を後から、部分だけ切り取ってもめっちゃキレイ。

※画像クリックで切り出し後のオリジナル画像を表示

切り出しイメージ

これはWEBの制作現場などではすごくありがたい機能。切り出してもFHD以上の解像度はあるため、素材としてすごく使いやすい。


100倍ズームはロマン。

この機種の特徴としてペリスコープ方式のカメラで100倍スペースズームっていうのを可能にしている。ただ、この100倍ズームに関しては正直ただのロマンだと思う。
実際に等倍、2倍、4倍、10倍、30倍、100倍で撮った写真がこちら。

S20 ズーム倍率

 

30倍に関してはまだ実用的ではあると思うけど、100倍に関してはソフトウェアで何とか補正しました感がすごい。
流石にこれはロマン機能でしか無いかな…w実際、次期Note20Ultraでは100倍はオミットされ50倍までになったそうな。カメラ・レンズに”100X”と入ってるっていうロマンですロマン。

動画手ブレ補正が強力

※Youtubeにて画質は圧縮されてます。

もう一つ驚いたのが動画の手ブレ補正。適当に歩きながら撮ってもスゥーって気持ちよく撮れる。撮影用の台座に載って撮ってるみたいに。不自然な補正という感じもあまり感じず、非常にスムーズでなめらか。これだけ手軽に撮れるっていう事に感動を覚えた。

ディスプレイが120hzのリフレッシュレートに対応

リフレッシュレート

ディスプレイのハイリフレッシュレート対応。これに関しては今後のフラッグシップスマートフォンでは標準になってくるんじゃないだろうかと思っている。

どういう事かわからない人向けに書くと、現在一般的なディスプレイは1秒間に60回の書き換えが可能。イコール1秒間に60コマ表示しているわけだが、このコマ数が上がれば、よりスムーズに動いているように見えるという事。
※パラパラ漫画がわかりやすくて同じ秒数で60枚の絵と120枚の絵をパラパラするのでは120枚の方が細かく見える


で、このS20Ultraに関しては120hzのリフレッシュレートに対応している。
これは実際に見てみないと伝わらない。”スクロール”っていう動作が必須なスマホにおいて、このハイリフレッシュレート対応っていうのは
恩恵が大きいと感じる。スルスルスル~~という操作感は癖になるし、これに慣れちゃった後に60hzに戻すとめちゃくちゃ違和感を感じる。


バッテリーもちは悪くなる

ハイリフレッシュレートは良い事だけではなく、悪い点も。それはバッテリー消費が大きい事。1秒に60回と120回では倍近く違うのでその分如実にバッテリー持ちが悪くなる。これは今世代のハイリフレッシュレート対応端末全般の課題だと思う。後述するが5000mAhというかなり大容量のバッテリーを積んでいたとしても、ハイリフレッシュレートで運用するとかなり持ちが悪いと感じる。


急速充電

ただ、急速充電に対応しているし、正直毎日充電する。1日は余裕で持つと思うので、普段使いで120hz運用は特に問題ないとも言える。

ちなみに、Note20Ultraではリフレッシュレートの自動可変に対応しているらしい。どういった条件で変わるかは不明だけど不要な場面では60hzに自動で設定してくれるため、電池もちにも一定のアドバンテージがありそう。


非公式に96hzにも対応している

96hz

通常なら60hzと120hzの2択なのだが、どうやら端末の内部設定的には96hz駆動という設定もあるらしい。海外の有志が作成したアプリで、この96hzにも手軽に対応出来るようにしたアプリが配布されている。
96hz運用でも十分にスルスル感を感じるし、120hzほどバッテリーを食わないので実用的でもある。自己責任ではあるけど下記(XDA)よりダウンロード可能。
※端末の標準の設定でまず120hzに。その後、アプリで96hzにセットすると96hz駆動になる。

Samsung Galaxy S20 has a hidden 96Hz display mode: Here’s how to enable it

ソフトウェア側の完成度の高さ

ちょっと前にiQooの端末を触って思ったけど
優れたスペックって、ハード的な部分だけでは絶対に完成しないという事。いくらSoCやメモリがもりもりでも、それを扱うUIが不完全であればまったく意味が無い。

One UI


自分がHuaweiのMate20Proからなかなか乗り換えられなかった理由もそこにあるわけで、HuaweiのEMUIがめちゃくちゃ完成度が高いっていうのが非常に大きい。
優れたUIはスペック以上の体験を生み出すと思う。そういった意味でやはり米中云々でHuaweiが使えないのは繰り返しになるが非常に残念。

というわけで、UI/OSに関しては、EMUIという激高なハードルがあるわけで、SAMSUNGの「OneUI」が一体どこまでのモノなのかすごく不安だった。
あと、たぶんOneUIに切り替わったのはS5~S7ぐらいだったと記憶しているけど、その当時あまりポジティブな意見を聞かなかったっていうのも不安要素。


んで、実際に使ってみた感想はどうだったかと言うと、デフォルトをベースに、良い意味でスタンダードにまとまっていて使いやすい
っていう印象。どういう事かというと

中華勢のUIは純正のAndroidにめちゃくちゃ手が入ってて、それこそ設定だったりがまったく異なる階層や表記がされてる事は珍しく無い。
もっというと、Androidの機能は潰して、同等の機能をメーカーが独自で実装している場合などもある。なので、目的の機能が分かりづらかったり。
(例えばHuaweiではSmartLockが潰されている)カッツカツにカスタマイズされているので、Android共通で出来る事が意外と出来なかったりする。


その点、OneUIに関しては、基本的な部分は素のAndroidの部分を強く残し、それをベースにカスタマイズしている印象。
わかりやすく目的の機能にたどり着きやすいし。もちろん検索も強力。なので”良い意味でスタンダード”という評価にした。

独自機能もたくさん

基本はスタンダードではあるけど、付加価値として多くのユニーク機能にあふれている。
その中でも、個人的に印象的な機能をまとめてみた。

Edgeパネル

EDGEパネル

たぶんS6 Edgeぐらいで搭載されたと思うんだけど、画面の端からスライドして呼び出すウィジェット?的なメニュー。
当時は最先端だったEdgeディスプレイを目立たせるための機能だと思っていた。定規機能とか当時は「なにそれwwwww」って感じだった。

で、このS20UltraもこのEdgeパネル機能はついている。ただ、S20UltraはEdgeディスプレイではなく、ほぼ平面のディスプレイなので
サイドから呼び出すウィジェットエリアぐらいの扱いではある。特になくても困らないレベルではあるが、ユニークではあるし
表示する内容も細かくカスタマイズ出来るので、実用的。

Edge Lightning

Edge Lightning

これはiQooの時に感動したのだけど、有機EL画面全体を使った通知機能。
画面枠にグラデーションを走らせたり、アニメーションを表示したりと、すごくにぎやかで楽しい。個人的に、ベースはしっかりした上で、こういった“無駄”な機能に力が入っているプロダクトは素晴らしいと思う。そこにお金を払う価値があると感じてしまう。

Windowsとリンク

スマホ同期

フリーのアプリ等でPCとスマホを同期や共有するものはたくさんあるけど、Windowsが公式に対応しているのは珍しい。
どうやら今の所対応しているのはSAMSUNGの端末のみっぽい。これが非常に手軽かつ強力でリンク自体はMicrosoftアカウントで紐付けるだけ。

その後、PC側で文字をコピペすればスマホ側のクリップボードエリアにも同じモノがコピーされる。ファイルのやり取りも簡単。
通知の同期や、メッセージの確認など、すごく強力な連携が可能になる。MacとiPhoneの連携に近いかも。
こういった連携機能は初めて使うが、これに慣れてしまうと、今後必須になってしまいそうで怖い。そんぐらい便利だと思う。

ソフトウェア側まとめ

とにかく充実しているし、EMUIで上がった高いハードルも全然問題無かった。何かしら不満点は出るかな?と思っていたけど機能が本当に充実しているのでそういうマイナスな事も感じなかった。流石Galaxyといった所だろうか。


残念な所 バッテリー持ち 5000mAhとは思えない

いくつか残念な点もある。バッテリーが5,000mAhとは思えない所。昨今のスマホだと4,000mAhが標準ぐらい
それ以上は大容量っていうような扱いを受けてると思う。そんな中ひときわ目立つのがS20Ultraの5,000mAhという数字。

スマホで5,000のバッテリーだと、さぞかしバッテリー持ちが良かろう!と思うかもしれないが、そうでは無い。思ったよりもバッテリー消費が激しい。
体感的にはMate20proと対して変わらない。まぁMate20は結構優秀な方だとは思うんだけど、それにしても5000mAhっていう数値のインパクトと実際の所の落差が激しい。
これに120hz運用を使うと、余計に早く感じる。なんで、5,000mAhというバッテリー容量に期待はしない方が良い。どちらかというと、5,000積んでやっと普通に使えるっていう感じで構えておいた方がよい。

残念な所 生体認証がちょっと遅い

指紋認証が遅いように感じる。S20Ultraは光学式ではなく、超音波式というのを採用していて、これのせいなのか明らかに認証が遅い。1秒ぐらいかかっているように感じる。これは海外のフォーラムでも話題になっていて、フィルムを剥がし、あるサービスを停止すると爆速になるという情報もある。さすがにフィルムを付けずに運用はこの端末ではありえないかな…。

あと、持ち上げた時にウェイクアップも少し遅い。Mate20の速さと比べてしまっているので、これに関しては結構遅いと感じてしまう。

 

最後にまとめ Note20 Ultraを買うか、S20 Ultraにするか?

バッテリーと生体認証の精度が若干残念な点ではあるが、S20 Ultra しっかりフラッグシップとして満足しながら使える端末だと思う。自分もかなり気に入っていて当初のテーマであったMate20 Proを超える端末を!というテーマはクリア出来たと思う。このテーマはMate20ユーザーであれば絶対分かってくれるはず(それぐらい優秀だった)

んで、ここで気になるのは最新のNote20 Ultraと比べてどうなのか?という所。NoteにはもっともユニークなSペンっていう特徴がある訳で、これ目的な人は迷わずNote20シリーズを買うしかないと思うんだけど、それ以外の要素に関しては割と近かったりする。でも価格は5~6万差があるわけで。

個人的に前述した残念な点「バッテリー持ち改善」と「認証のスピード」の2点が改善されているならば、5~6万を払ってNote20Ultraを買う価値もあるとは思うけど
そうそうにゲットした人のファーストインプレではその辺はあまり変わらない印象との情報もあり。

で、あれば価格の落ち着いているS20 Ultraという選択肢もありなんじゃないかな?と思う今日このごろ。Note20Ultraのレビュー情報が気になります。