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ガジェットレビュー

TicWatch Pro 5 レビュー 前作よりどこが進化した?

今回はTicWatch Pro 5を入手したのでレビューします。

ハイエンド WearOSといえばTicWatchと言っても良いぐらいにおなじみの存在で、今回はメインストリームであるProシリーズの最新作という事で待ちわびたユーザーも多いでしょう。

WearOS界隈では、SAMSUNGのGalaxy Watchや、GoogleのPixel Watchなどが有名ですが、古くからWearOSにてウェアラブルを展開してきたMobvoiはさすがのクオリティでWearOSであれば鉄板といえるクオリティです。

Proシリーズのアイデンティティ 二層式のディスプレイを今回もしっかり採用し、最新のSnapDragon Wear 5+Gen1をSoCを搭載することで、現状WearOSの中でも屈指のスペックとなっています。また、ミルスペック準拠のタフネスボディは他のWearOSと差別化出来る点でしょう。

今回はじっくり使った感想をお伝えしたいと思います。

TicWatch Pro 5

TicWatch Pro 5 公式サイト

TicWatch Pro 5 スペックアウトライン

まずはざっとスペックアウトラインを見ていきます。

SoCにSnapdragon Wear 5+ Gen1を採用しています。これは前作TicWatch Pro 3 Ultraで採用されたWear4100と比較し、12nプロセスから4nプロセスに進化したことで、消費電力とパフォーマンスを劇的にアップさせながらも、より小さく実装することができ、その分をバッテリーやセンサーといったハード面に当てる事も可能になりました。

OSも最新のWearOS3.5を搭載し、RAM2GB/ROM32GBと潤沢です。残念ながらiOSには非対応となっておりここは注意点です。

アイデンティティの2層式ディスプレイは、新たに省電力モードが改善されました。バッテリーは628mAhと大容量で、急速充電にもついに対応しました。

前作から諸々のブラッシュアップが入り、価格は4.9万円となっています。

ココがポイント

前作よりもやや価格が上がってしまいましたが、その価格差はあるのか?というのも見ていきます。

TicWatch Pro 5 デザインチェック

TicWatch Pro 5のデザインを見ていきましょう。従来のシリーズのように、スタイリッシュで男性が好むようなソリッド感がありますね。

ケース材質は、ベゼル部分がステンレススチール、アウターケースは航空グレードのアルミニウム、バックケースらグラスファイバーとなっており、44gというこのサイズからは比較的軽量ながら、カッチリとした質感です。

前作はサイドケースは全てグラスファイバーでしたが、今回アルミニウムになった事でスタイリッシュになりました。

ケースサイズは縦48mm、横は50mmとスマートウォッチとしては大柄なカテゴリです。

今回、ついに回転操作に対応した大型のデジタルクラウンがついています。中々の存在感で、余計に大きく見えますね。

本体カラーはブラック一色ですが、ケースやベゼルとそれぞれマテリアルが違うため見た目の情報量は多めです。ベゼルには細かいパターンが彫り込まれた、ステンレスが使われており、高級感をぐっと引き上げてくれます。

サイドケースは実は前作よりもわずかに薄くなっています。大型クラウンもステンレスとなっており、赤いラインがワンポイントになっています。

押した感じとしては、カチカチという質感です。回した感じはスルスルとした感じです。

本体はミルスペックに準拠し、ハイエンドスマートウォッチながら、タフネス性能も高く過酷な環境においても試用可能です。5ATMなのでウォータースポーツにも使えます。

ディスプレイは1.43インチの有機ELディスプレイです。前作より、わずかに大型化しました。数値上は極わずかなんですが、見た目にはそれ以上に大きく感じます。ゴリラガラスを採用しています。

TicWatchProシリーズおなじみの二槽式のディスプレイも引き続き搭載しています。これはまた後ほど。

背面は、グラスファイバーです。ザラザラとしていて質感は悪くありません。ヘルスケアセンサーが前作のものより大分大型化していますね。おそらくハード的にアップデートが入っていると思われます。

ベルトが微妙な感じに‥

ココがダメ

ベルトについてはややネガティブな印象で、質感が前作のTicWatch Pro3 Ultraと比較して大分チープになりました。

前作はフルオロエラストマーバンドだったのでさらさらしながらもしなやかで、質感も良かったんですが、今回のPro 5では普通のシリコンベルトになってしまいました。

デザインもいまいちで、留め具の穴が何とも言えない感じです。

手触りは悪くはありませんが前作のほうが明らかに良かったです。また、材質的にホコリが付きやすいのか、めちゃくちゃ目立ちます。

ベルトを変えたいところなんですが、本体ケースの大型化に伴いベルトラグも一般的な22mmでは無く24mmになっています。

22mmのベルトはたくさんありますが、24mmはそもそも時計として珍しいので私は一本も持っていませんでした。

本体ユニットの質感は抜群に良いのに、何故ベルトは妥協してしまったんでしょうか?ここはちょっと引っかかった部分です。

着用してみた感じは前作同様に厳つくソリッドなデザインが男心をくすぐります。好みによりますが、私個人としてはシンプルなんだけどラギッドな雰囲気がたまらんです。

また、ミリタリーっぽさが強いですが、形自体はクラシカルなのでウォッチフェイスによってはスーツなどにも合わせられるでしょう。

有機EL+モノクロ液晶 二槽式ディスプレイ

TicWatch Proシリーズといえば、何と言ってもカラーとモノクロそれぞれ二枚目のディスプレイを搭載している点でしょう。

一般的に使う場合は有機ELを使い、常時表示などの簡易駆動の場合はモノクロを使うといった切り替えがスムーズに行われます。なんでこんな奇抜なものが生まれたかというと、元であるWearOSの激しいバッテリー消費を、何とか抑える事が出来ないか?というのを考えた結果生まれた奇抜なアプローチです。

そういったものがアイデンティティとしてブランディングにも昇華しています。

昨今においてはまともになってきたWearOSのバッテリー消費ですが、それでもまだまだ他のスマートウォッチと比べれば大分差があります。後ほどバッテリーの部分でもお話しますが、この二槽式ディスプレイがあることでWearOSの使い方の幅が広くなっていると言えるでしょう。

メインのディスプレイは1.43インチの有機ELディスプレイで、前作よりも画面が数字以上に大きくなったように感じます。発色と輝度ともに良いと思います。

モノクロ液晶が上にあることで、メインのディスプレイ側にも若干影響がありますね。有機ELディスプレイですが、物理的に液晶が重なっているので、その分がやや白けて見えますね。

この問題点は前作からも存在しましたが、TicWatch Pro 5 ではモノクロ液晶側の透明度がやや上がっているのか?前作よりは見やすくなっています。

モノクロカラー液晶

モノクロ液晶は、設定からカラーを変更することが出来ます。ここの設定方法がややこしかったのでメモついでにご紹介します。

ポイント

前作では専用の省電力アプリから、液晶カラーを変えられましたが、今回は画面→常に画面をON→バックライトの色から変更します。

めちゃくちゃ深い位置にあるので正直わかりづらいです。カラーは18色から変更可能です。

これぞTicWatchProシリーズと言える機能です。

モノクロカラーは視認性もとても良く、日中であれば有機ELを点灯するよりも見やすいです。また、前作と比べて、モノクロ側に表示する情報が増え

日付、秒数、BTとNFCの接続状況、バッテリー残数などが追加されました。より使いやすくなりました。

また、追加されたクラウンを回せば心拍数などの各種状態を見ることが出来るようになりました。

腕を振り上げた時に表示するものを有機ELか、モノクロかを選択することもできます。バッテリー消費と、みやすさの兼ね合いから基本はモノクロ液晶の方を優先した方が良いと思いますが、通知等を見る場合は有機ELを選択する必要もあり、バッテリー持ちか通知優先かを選択する必要があります。

省電力モードを時間指定が出来るようになった!

今回のTicWatch Pro 5で大きめの改善点としては、省電力モードを時間で指定出来るようになったことです。

TicWatch Proシリーズでは液晶をモノクロに固定し、通知や機能を簡素化した省電力モードがあります。

前作ではこのモードは手動かバッテリーが一定数になった際にしか有効化出来ませんでしたが、TicWatch Pro 5 ではスケジュールで設定することが出来ます。

ポイント

スケジュールを設定した後、就寝するか、30分以上外した状態の場合に自動的にエッセンシャルモードに移行します。

たとえば就寝中は省電力モードにし、起きる7時には通常モードへ復帰するといった使い方が出来ます。バッテリー持ちに直結しているので是非とも使いたい機能です。

消費電力に向き合い続けた結果、こういったアプローチに行き着いたようです。

独自のウォッチフェイスストア

今回、フェイスの種類が10000万個以上あると歌っています。新たに独自のフェイスストアウォッチフェイスストア「TimeShow」が使えるようになりました。

時計側のウォッチフェイスをTimeShowに切り替えた後、スマホ側のTimeShowアプリからフェイスを選択することが出来ます。分かりやすく言うと、WearOSで人気の「Facer」アプリに近いものですね。

これまでのTlcWatchではデフォルトのウォッチフェイスの選択肢が少なかったんですが、今回のTimeShowアプリが追加になったことでバラエティ豊かなフェイスをダウンロード可能です。ちなみに全て無料ということではなく、有料のものの方が数が多いです。ストアアプリ側でも無料のカテゴライズをしてくれれば良かったんですがその辺は不親切です。

フェイスの種類は本当に千差万別で、高いクオリティも多いですが、ダサいモノも半々ぐらいはあります。

結局私が使うウォッチフェイスは、いつものクロノグラフです。なんだかんだでこのフェイスが見やすく、カッコよいのでWearOSの場合は良く使っています。

これを紹介すると必ず詳細を聞かれます。リンク先はPlayStoreから、基本は無料ですがウィジェットを変更する場合は170円の有料版を買う必要があります。

クロノグラフウォッチフェイス

WearOS 3.5搭載 動作感は?

OSは最新のWearOS3.5を採用しています。SoCにSnapdragon Wear 5+ Gen1を採用し、現時点で最強のWearOSと言って良いでしょう。実際の操作感として、ヌルヌルとしたWearOSらしい操作感かつ、安定した動作をこなします。 正直タッチした際のフィーリングは前作と大きく変わりませんが、安定している部分に注目したいです。

UIが前作とかわりボタンを押したあとのアプリ一覧画面がリスト形式になりました。前作は大きめのアイコンが2カラムに並んでいて見やすかったんですが‥この変は好みの問題でしょうか?

初期設定だとフォントサイズが大分小さいので、見づらい人はここを調整すると見やすくなると思います。

新アプリに移行 Mobvoi health

今回、連携するアプリがこれまでのTicHealthからMobvoiHealthに変更になりました。

TicHealthではあまり細かい設定が出来ず、アプリとしての存在価値が薄かったんですが、ヘルスケアの他、本体側の設定等も行うことが出来るようになりました 。

とはいえ、全てをコントロール出来るわけでは無く、心拍数の設定などはこれまで通り本体側で行う必要があったりします。

まだまだ改善の余地があるアプリだと思います。

各種機能 紹介

各種機能をざっと見ていきましょう

気圧計/高度計/コンパス

気圧と高度を測る事ができます。用途としてはトレッキングなどのマウンテンアクティビティが該当するでしょうか?

それぞれデータを校正することと、24時間を通して計測する事も出来ます。気圧の変化などを予測する事が出来るでしょう。

ヘルスケア

ヘルスケアは心拍数、睡眠、SpO2の基本項目は全てONで使用します。コレは初期設定で選択が出来、個別でOFFも出来ますが、基本は全てONで良いでしょう。

今回新たにワンタップですべてのヘルスケア項目を一括で測定する機能も追加になりました。

睡眠ログ

睡眠ログは基本は終日設定になっていますが、昼間は明確に使わないという場合は、その期間を除外することが出来ます。睡眠ログはバッテリー消費も大きいので、設定出来るのは良い点です。また、エッセンシャルモードでも有効になります。

「ログアプリ」

睡眠ログ自体はとてもシンプルなものだと思います。睡眠の分布や、血中酸素濃度を測定することができます。

LINEに正式対応

WearOSでは、LINE、SMS、Gmailなどを標準で返信する機能があります。この返信機能については、他社の独自OSでも対応が広がりWearOSだけの利点とは言えなくなってきました。

一方、WearOSが強いのはやはりアプリで、日本人のメインの連絡手段である、LINEもWearOS版がしっかり存在します。返信だけでなく、それぞれのトークルームなどを見ることが出き、機能性はスマートフォン版に近いです。こちらからメッセージを発信することも出来ます。

通話にも対応

もちろん通話にも対応しています。アドレス機能もあるので、時計から発信することも出来ますし、通知から取る事もできます。もし出れない場合はSMSで簡易的な返信も可能です。この機能は高級 WearOSらしい機能性です。

Googleのサービス

WearOSの強みは、Googleの各種サービスの純正アプリがあるところです。ウェアラブル上で様々な事を実現出来ます。

Google Map

Google Mapと連携が出来ます。スマホ側でルート案内を行えば自動的に時計側にナビゲーションが転送されます。また、スマートウォッチ単体でもマップは見る事が出来ます。

Youube Music 

TicWatch Pro5は標準では音楽の追加に対応していませんが、YouTubeMusicやSpotifyなどのストリーミングサービスに対応しています。それらのアプリからローカル保存に対応しています。

Google Pay

WearOSでは、GooglePayでの支払いも対応しています。タッチ決済を利用する場合は所有するカード自体が対応している必要があります。私の場合三井のVisaカードですが、こちらはカード側がまだ非対応でした。

使いたい場合は自分のカードがウェアラブルでの決済に対応しているか確認しましょう。

最近、公共交通だもFelica以外のNFC対応が広がってきています。やっと日本でもグローバル基準になりつつありますね。

Google Assistantはいつ対応?

ココに注意

現時点でGoogle Assistantに対応していないようです。一応隅々まで探したつもりですが見当たらず、また、海外のブログでも報じられていたためおそらくまだ未実装でしょう。

アシスタント機能ってWearOSに内蔵しているわけでは無いんですね‥てっきりデフォルトだと思っていました。

GoogleHomeなど、結構生活に依存してる人もチラホラ見えて来ている昨今、ウェラブルでしかもWearOSであれば絶対アシスタントは必要だと思うので早期な対応をお願いしたいです。

バッテリーは3日持つ!新しい省電力モードは進化したポイント

WearOSにおいて最も気になるのはバッテリー持ちがどうか?という点でしょう。WearOSというものの特性上、小さいスマートフォンみたいなものなんで、他メーカーの独自系スマートウォッチと比べるとココはやはり差が出てしまいます。

高機能ゆえのデメリットと言えるでしょう。そんなデメリットをどうにかして乗り越えようとしたのが二層式ディスプレイなどの奇策だったりもします。

今回、公式ではおおよそ3日程度のバッテリー持ちを歌います。実際に日常生活で使った結果を見ていきます。

まず、私の使用条件としては

  1. 基本的なヘルスケア項目をONにした状態で使用しました。
  2. 実際の稼働は朝7時から夜の7時までの12時間まで
  3. その後は着用せず、10時から移行は新機能のタイマーによる省電力モードをONにしていました。

そういった条件では、一日あたり約30%ほど消費をしていきます。日中の減りはやはりそれなりに多いんですが、省電力モードによる待機中は驚くほどにバッテリーは減りません。

前作ではヘルスケア関連を絞ってやっと1日30%という消費でしたが、今回はヘルスケア周りをOFFにすること無くこのバッテリーライフを達成しています。

三日目終わりの時点で90%ほど消費していましたが、四日目に入りました。そしてお昼前には強制的な省電力モードに入っていました。

前作ではこの使い方をすれば三日目の途中で尽きていたと思います。WearOSにおいては、1日の重みが大分違います。

ポイント

間近でレビューしたWearOSと比較すると、GalaxyWatch5が2.5日、PixelWatchが1.5日程という電池持ちだったため、それらと比べると大分安心感が違います。

急速充電に対応

バッテリー周りでもう一つのトピックは、急速充電に対応した事です。

1時間でフル充電になり、30分の充電でも65%まで充電することが出来ます。最悪、朝起きぬけの15分で充電をしても一日分を賄う事が出来ます。

WearOSについてはバッテリー持ちよりも急速充電が何よりも大事だと思います。

実際、急速充電の無いPixelWatchは、そのバッテリー持ちもあってそもそもライフサイクルに合わないという方も多かったと思います。

三日持つバッテリーと、急速充電が合わさればバッテリー周りで不満は無いです。相変わらず充電器がポゴピンタイプなのは改善してほしい点です。ワイヤレス充電であれば完璧だったのに惜しい点です。

残念な点

新しいWearOS 3.5となったことで諸々進化がある一方で、オミットされた部分なども多く存在します。

iOS非対応

まずレビュワーとして絶対伝えなければいけないのは、iOSに非対応ということです。これは近い世代のGalaxyWatch5やPixelWatchでも同様です。

WearOsの方針なのか分かりませんが、iOSユーザーは注意したい点です。

ただ、iOSユーザーでわざわざWearOS使うのって結構マニアックだと思うですがどうですか?iOSにはappleWatchという存在がありますが‥。もしiOSユーザーでWearOSを使う方がいればどういった利点があるのかなどを教えてほしいです。

脳疲労とエネルギー機能がなくなった

前作ticwatch Pro3 Ultraでは、脳疲労と疲労度を可視化出来るエネルギー機能がありました。この機能については人気が高く、それでいて中々搭載される事が少ないため重宝されます。

しかし今回のTicWatch Pro 5 ではどちらもオミットされてしまいました。

これは他社メーカーでも言えるんですが

「わざわざ不健康さを確認する必要ある?それより健康になる事も考えようよ!」というようなメーカーの意志のようにも感じます。まぁ言われてみればそうだなぁとも思いますが‥。明確に人気の機能ではあるのでその辺はユーザーの声も気にしてほしいです。

ちなみに、周りの騒音を測れるアプリ TicHearingも地味にオミットされていますね‥。

DNDが無くなった

前作では一定時間になったら通知をしないDND機能があったんですが、今作は無くなっています。

これについては

  1. 装着をしなければ鳴らない設定がある
  2. スマートエッセンシャルモードに入れば通知機能がない

という理由から実質的にDNDになるからという事だと思います。

ただ、スマートエッセンシャルは就寝中と判断されたら入るんですが、微妙にウトウトとしている時は普通に通知のバイブが発生します。 私が過敏なのかもしれませんが、これで起きてしまいます。ココは普通にDNDの設定をさせて欲しかったです。

TicWatch Pro5 は買う価値はあるか?

ここまで詳細を見てきて実際にTicWatch Pro 5 を買う価値はあるか?という部分は多くの人が気になる点でしょう。正直なところ、今回のTicWatch Pro 5 は「選ぶ」プロダクトだと思います。

是非買ってほしいユーザー

まず、是非買ってほしいユーザーは初代TicWatch Pro 3ユーザーや、GalaxyWatch3などの古い世代を使っているユーザーは進化を感じる事が出来るでしょう。おそらくですが、WearOSユーザーはその世代を使い続けている人も多いと感じます。

ポイント

GalaxyWatch4〜5をスルーし、期待していたPixelWatchが思ったよりも評判が良くない。そろそろ自分のWearOSはバッテリーも微妙だ。こんなユーザーが結構多いと思います。

TicWatch Pro 5 はこういったユーザー層にはとてもおすすめ出来ると思います。

WearOSの進化を感じる事も出来る上に、バッテリーにも改善が入っている今世代は、WearOSファンならば納得が出来るものになると思います。

様子見を勧めるユーザー

Pixel Watch レビュー

PixelWatchレビュー

逆に今回のTicWatch Pro 5 を様子見を進めるユーザーに関しては、GalaxyWatch4移行の世代を使っている人、TicWatch Pro 3 Ultraを使っている人。こういったユーザーはスルーをしても良いのかな?と感じました。

特にTicWatch Pro3 Ultraと比較して、一般的なユーザーが差を感じる部分は少ないかな?とも思います。安定性は確かに向上していますが、それ以外で正直乗り換えるに値する要素は少ないと思います。

前作TicWatch Pro3 Ultraも視野に入れてはどうか?

Ticwatch Pro 3 Ultra

TicWatch Pro3 Ultra

もう一点、前作TicWatah Pro3 Ultraも視野に入れても良いのかな?とも思いました。価格は3.6万ですが、amazoでは割引が入り3万を切っている事もあります。 

終売に向けての調整かも痴れませんが、TlcWatchシリーズを試して見たい方は前作でも十分に高機能なため狙い目だと思います。

前作 TicWatch Pro 3 Ultra

素晴らしいプロダクトだが、買う人は選ぶ

まとめると、間違いなくWearOSファンを唸らせる素晴らしいプロダクトなのは間違いありません。世代を重ねるごとにじょじょに使いやすくフレンドリーになっています。古いWearOSでスマートウォッチに見切りをつけたユーザーなど、是非今作を体験してほしいと感じます。

一方、やはり前作からの価格の上がり方と、実際の体験が釣り合っていないとも感じます。そういった意味でやはり買う人を選ぶプロダクトなのも事実でしょう。

TicWatch Pro 5

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ZAKI LABO(ザキラボ)

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